＜お菓子作りは化学だと思う＞
〜スコーン編 vol.02〜
スコーンというお菓子には面白い風習があり
私も初めて知った時は、へぇーー！って
いたく感心したのを覚えています
このお菓子、生まれは1800年代後半、
英国はスコットランド、バースにある
スコーン城の戴冠式だと言われておりまして…
その際に使用された椅子の土台にあたる石を
”The Stone of Scone（運命の石）”と呼び
その名に肖って名付けられたんだとか
そう、実はスコーンは王の玉座の形なんです
そして、その神聖な形からナイフを使う事や
縦に割ることはタブーとされており
手で横半分に切って食べるのがマナーです
そんなスコーンには何通りにもレシピがあり
私が好きなのは王道のものよりも
ややしっとりした生クリーム入りのものです
が、これはかなりしっとりするので
本場のボソボソのスコーンは苦手だけど
生クリーム入りはしっとり重い感じがする…
というデリケートな方のために
本日は、その中間的なレシピをご紹介します
ちなみに載っているのはこの本でして
全国にあるスコーンの名店が大集合している
マニアにとってはヨダレものの本なんですよ
この中で、ヨーグルトと採用しているのは
多賀谷まり子さんというお料理教室の先生…
あとは、卵も入っている辺りが特徴的です
＜ちょっとしたコツ①＞
このレシピのスコーンは捏ねません
ひたすら綿棒で伸ばして折り畳むこと5分…
これが、狼の口と呼ばれるパクッと開いた
割れ目を形成してくれるんだとか
始めは扱いが難しく感じるかもしれませんが
ちゃんと打ち粉を使って丁寧に進めていけば
あっという間にバターと卵が馴染んで
生地がまとまってくるのでご安心を
＜ちょっとしたコツ②＞
本にも書いてありますが、綺麗な抜き跡を
つけるためにも、生地は十分冷やして下さい
そうでないと、型を押し込んだ瞬間に
周囲の生地が潰れてしまうので
背の低い、不細工スコーンになっちゃいます
ここまで来たら、あとはオーブンで焼くだけ
味は非常にあっさりしていますので
たっぷりのクロテッドクリームや蜂蜜と共に
ガブリと頬張って頂きたいスコーンです
しっとり加減はプレーンと生クリームの
ちょうど中間にあたります
スコーンは本当に作るのが簡単なので
是非、お好みのレシピを使って
モーニングティーやアフタヌーンティーを
楽しんでくださいませ
でもって、このヨーグルトを使ったレシピは
私的には、やっぱり生クリームには敵わない
ということで、星の数は3つです
（たまに食べたくなる美味しさですけどね）
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スコーン大好き！いちばん愛される英国菓子 15人のとっておきレシピ （著：小関 由美）
＼このレシピに使う材料は、いつもコレ／
★薄力粉：ドルチェ
★砂糖：細目グラニュー糖
★バター：四つ葉無塩バター
＼このレシピに使う道具は、いつもコレ／
★ホイッパー
★3種のボウル
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