日本の方が美味しいという逆転現象「ゴントラン・シェリエ」

＜ホンモノを作るには、本物を知らないと＞
～パリのパン・スイーツ編 vol.11～

私史上、超絶・感動したシリーズの
クロワッサン編が、実はこのパン職人…
ゴントラン・シェリエ氏のものでして
銀座線・三越前の店舗で初めて食べた時は
本当に度肝を抜かれてハマってしまい
その後1週間くらい、ほぼ毎日食べてました

まず驚いたのは、その食感…
表面はまるで究極的に薄いお煎餅みたいで
食べると本当にパリパリと音がするんですよ

そして、すごくアッサリしているというか
紙袋に入れて持って帰っても
帰宅時点の紙袋には油分がほぼ付いてない
奇跡のクロワッサンだったんです

今となっては、いろんなクロワッサンが
あることもわかってきましたけれど
それでも、ゴントラン・シェリエは
唯一無二のクロワッサンを作っていると
勝手ながらに思っています

と、まぁ、ここまでは良かったのですが
今日は、そんな思い出深いパン職人さんの
パリ店に行った時のお話をしたいと思います

＜このお店のこと＞

そもそも、このゴントラン・シェリエ氏は
伝統的な製法を代々伝えるパン屋さんの
4代目として生まれたサラブレット…

なかなかのイケメンでして
3つ星レストランなんかでも修行をした後
ビジネスの才覚を発揮し始めるんですよ

一方、もはやビジネスの方にご執心らしく
自らパンを焼くことはなくなったため
どんどん味が落ちているという噂も…

その真偽を確かめるべく、
そして、本場のゴントラン・シェリエを
実食すべく、胸を高鳴らせながら
パリ店に向かったワケであります

＜このお店のすごいやつ＞

ところで、クロワッサンが美味しいお店の
パン・オ・レザンが気になる今日この頃…

どちらかといえばパン生地に近い
ここのデニッシュ生地は
パン・オ・レザンが正解かもしれません

アッサリした生地にアーモンドクリームが
加わることで適度な保湿が保たれて
絶妙なバランスを醸し出している上に
ラムレーズンも主張し過ぎておらず
とっても心地の良いパンに仕上がってました

＜このお店の得意なジャンル調べ＞

＝バゲット＝

意外といえば意外なのですが
ここのバゲット、めちゃくちゃハンサムで
クラストは適度にバリッとしてて美味しいし
（そんなにハードじゃないけど嫌じゃない）
クラムの塩加減も絶妙で美味！

毎日食べられる優しいバゲットって感じで
これでサンドイッチとか作ったら
とっても美味しいんだろうなーって思います

＝クロワッサン＝

実は、パリ店のクロワッサンを食べてみて
ちょっとガッカリしたんですよね

というのも、日本の方が美味しかったから

表面のパリパリ感と中のモチモチ感は
日本の方がメリハリがあって美味しいです

もちろん、
基本的な要素は持ち合わせていますし
（皮はパリパリしてて嫌な油こさはない）
最後まで美味しく食べられるんですけど
本家本元への期待感が高すぎたのか
結構な具合で不完全燃焼となりました…

美味しいーーー！って叫びたかったのになー
（見た目も日本の方が断然美人さんです）

＝ブリオッシュ＝

ちなみに、
ブリオッシュにも挑戦したんですが
こちらは至って普通のブリオッシュ…

そんなにパサパサしてもないけど、
卵感が強くない分、パンに近い味でした

クロワッサンが美味しい店という印象なので
ヴィエノワズリー系が得意なのかと思いきや
どのパン達も「パン！」って感じの硬派な店
というのが、私の最終的な感想ですかね

いやー、それにしても残念過ぎた
期待が大きかっただけに落胆も大きい…
ってことで、残念ながら星3つ…

※イートインはありません

＼お店の詳細はコチラ／
名前：Gontran Cherrier
住所：8 rue Juliette Lamber, 75017 Paris
公式HPはコチラ

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