＜ホンモノを作るには、本物を知らないと＞
〜京都パン・スイーツ編 vol.05〜
勝手に決めてる美味しい店の指標として
頑固そうな外人のおじさまが
懇意にしてる店ってのがあったりします
もちろん、実際は”日本人好みの味”が
パンの世界にも存在するので
一概には言えないと思うのですが
何となく本場に近い味なのだろうなと
安心してしまうところがあるんですよね
＜このお店のこと＞
ここレ・ブレドォル は、
そんなドイツ人ぽいおじさんが
常連みたいだったお店でして
京都人にも勿論人気のある店なんですよ
こちらの拘りはオーガニックの小麦粉や
国産の小麦粉を使っているところです
オーガニックの小麦粉は味が濃いとされ
甘みが強く独特の風味や食感を生むのため
一度食べるとヤミツキになるんだそう…
ちなみに、ハード系は全粒粉のパンが
充実してまして、そんなところにも
健康に留意された拘りを感じました
＜このお店のすごいやつ①＞
ここはブリオッシュにも拘りがありそうで
ちょっと別格扱いされて売られていました
見た目麗しいので、期待に胸を膨らませて
食べてみたところ、これが超・美味しい！
これまで食べた中で5本の指に入るくらい
しっとり柔らかく、卵の味がちゃんとして
フワフワ食べやすいブリオッシュでした
もう一段、とろけるような食感があれば
完璧なのですが、それでも超・ハイレベル
＜このお店のすごいやつ②＞
これは完全に見た目に惹かれて買った一品
その名もポテトパン（直球ですね、笑）
この見事な花模様はどうやってるのかな？
餃子の皮でも使ってるのかな？まさかね
でも、この皮が焼け焦げて香ばしい味を
パン全体に添えておりまして、
中のポテトペーストと合うんです
でもって、このポテトペーストが美味
いわゆるマッシュポテトなのですが、
ちょっとチーズが入ってるのかな？
コクがあって量は多くないものの
かなり存在感がありました
そして、それを包むペイストリーも
ザクザク軽くて美味しいですし
一層一層はすごく薄くて繊細で…
バターはそんなに使ってないのか、
軽くて非常に食べ易かったです
＜このお店の得意なジャンル調べ＞
＝ バゲット ＝
こちら、結構塩気の強いバゲットでして
クラストはガリガリしてて気持ちよく
クラムはモチモチしてて美味しかったです
本場フランスのバゲットは、塩気が強いので
無塩バターを塗るのが普通なのですが
それを思い出させるくらい強い塩気です
私は嫌いじゃないけど（むしろ好き）
気になるひとは気になるかもしれません
＝ 角食 ＝
到着したのは12時だったのですが
山食・角食は予約分だけで完売とのこと
それでもお店の棚には結構な量の
角食や山食が並んでいたので
このお店の人気の高さが伺えます
ここの角食は、その弾力性が想像以上で
千切ろうとしてもゴムみたいに戻るため
なかなか食べるのが大変です（笑）
ここまで強い弾力性を出すためには
何をどうやってるんだろう？
最強力粉でも使っているのかな？
焼いたらもう少し歯切れが良くなるかな？
生で食べるには弾力が強すぎて
ちょっと重く感じてしまうくらいでした
＝ クロワッサン ＝
ここは普通のクロワッサンは作っておらず
作っているのは超ミニサイズのみ…
しかも、ベーコンかアンチョビが
中に入っているもののみらしいです
なんでなんだろう？
巷で売っているミニクロワッサンよりも
もう一回りくらい小さいので
もはやクロワッサンというよりは
パイの実みたいなことになっています
ベーコンの方が人気ということなので
ベーコンを食べてみたんですが
塩気が効いててビールに合いそうな…
もはやオツマミクロワッサンって感じ
嫌いじゃないですけどね
どうせだったら
ソーセージVerを作ってくれないかな？
＝ ブリオッシュ ＝
前述した通り、ブリオッシュは美味しい！
お店によって大きく当たり外れが分かれる
ブリオッシュ…ぜひ、ここの大当たりの
ブリオッシュをご賞味下さい！
ちなみに、クロワッサンはないのですが
クロワッサン生地を使ったアレンジ商品は
いくつか並んでいて、そのひとつがこれ
ぱっとみはマフィンのようでして
中には白餡とカスタード＋αって感じ
私が行った時はバナナか栗かの選択で
最近、栗ばっかり食べてるのと
白餡と栗はクドそうだってことで
バナナをチョイス
白餡とカスタードの組み合わせは
ちょっとTOOMUCHかな…
ペイストリー自体は美味しいので
普通のクロワッサン、作ればいいのにって
思っちゃう（勝手なお世話だろうけど）
こちらは”拘り抜いた一品”と書かれていた
焼きカレーパン…
そこまで自信があるなら…と買ってみました
生地は意外にもブリオッシュのようでして
中にはみじん切りされたたくさんの野菜が
見え隠れするキーマカレーみたいな
カレーペーストがぎっしり入ってました
味の方は、しっかり辛くて大人向き…
確かに、カレーが好きな人が
失敗を繰り返しながら研究した結果、
理想のスパイスの黄金比を見つけました…
的な、ある種の拘りを感じるカレーでした
スパイスが効いているので
かなり後を引く辛さがあるものの
人参なのか、玉ねぎなのか不明ですが
いわゆる野菜の甘みも同時に存在するので
結構複雑な味わいのするカレーです
ちなみに私は、もっとわかりやすくい
ストレートな美味しさのカレーが好き
（実は案外、お子ちゃま舌なんです）
ブリオッシュが非常に美味しかったので
楽しみにしていたクリームパンですが
残念ながら出てしまいました…
私の大嫌いな分離したクリーム入りパン…
クリーム自体の味は美味しいものの
分離しているので、口当たりが最悪です
生地はリーンな生地を使っているため
柔らかくモチモチしているのですが
薄い層でクリームを包んでいる事もあり
持った感じはトロトロ…（うっとり）
なのに、何度も言うようですが
クリームが分離してしまっています…
残念です…（涙）
てなわけで、
京都の拘りオーガニック・パン屋さんは
独自の信念を持ってパンを作ってて
パンのひとつひとつに世界観があります
が、私の好みと合うかというと微妙な感じ…
ブリオッシュは最高でしたけどね…
それだけだと弱いかなぁ…ってなわけで
星の数は3つですかね
＼お店の詳細はコチラ／
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260503/26003699/
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京都に行くと、いつも「花より団子」
仏閣・神社の侘び寂びに後ろ髪を
引かれながらも、目指すはパン屋と
ケーキ屋さんのみ…
でも、皆さんには他の京都の魅力も
存分に味わっていただきたいです
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