一気に30種の蜂蜜を試食して見極めた、私好みのやつ

＜もっと知ると、もっと楽しい＞
〜フランスのすごい食品編 vol.41〜

いつか、お話したことがあるかも…ですが
フランス人は蜂蜜をよく食べると思います

老いも若きも、男子も女子も
パンにつけたり、紅茶に入れたりしながら

あっちで、モグモグ
こっちで、ペロペロ

思い思いの方法で、
思い思いの食べ物と一緒に

毎日…とは言わないまでも
2日か3日に1回は食べてるなーって感じ

そんな蜂蜜なるものの造詣を
もう少し深めてみようじゃないか…と
やって来たのが、ここ

あらゆる蜂蜜が揃い、全て試食できるという
ラ・メゾン・ド・ミエル…
その名も、蜂蜜の家…でございます

というのも、

これまで私が知っていたのは
透明でクセがない…所謂、王道のアカシアと
フランス蜂蜜の最高峰と言われるラベンダー
くらいでございまして

ラベンダーと同じハーブ系を試してみるかと
その次に手に取ったローズマリーも、
そこそこ美味しかったんで

こりゃ、フランスの蜂蜜はハズレ無しだな

と、すっかり安心いたしまして
コチラの”栗の花”に手を出してみたところ
気絶するくらい不味くて、アラ・ビックリ

まず、匂いがすごい

平たくいうと、動物園の匂いがします
これ、本当

そして、味はというと
もちろん蜂蜜なので、甘いは甘いんですが
それと同時に、なーんか苦い…

まるで薫製みたいな、焦げたような苦味が
舌にも、鼻の奥にも残るんですけれども

先般の動物園の匂いと混じった時の不快感は
獣の〇〇を食べちゃったかのようであります

ジャケ買いした私も私ですが
いったい、どこの誰が
”栗の花から取れた蜂蜜”という名前から

動物園の匂いがする苦くて甘い液体を
想像できるでしょうか…

ぐぬぅ…

これまで、なんでも好きになろうと決めて
過ごして来たフランス生活ですが

ここに来て、初めて出会ってしまった
絶対に無理なヤツ…

世の中的な評価はどうなってるんだろう？
と、調べてみたら

ハチミツ通に人気

とのこと

うむ…
絶妙な表現ですな

そんな小さな事件があったのと
そうはいっても、蜂蜜を使ったお菓子って
意外と多かったりするのとで

片っ端から全種類、試食して、
自分の好みの蜂蜜を見極めてやろう…と
このお店にやってきたワケであります

一番初めにオススメされたのは
やはり王道のアカシアとラベンダーでしたが

いろいろ食べてみた結果の私的ランキングは

1位：ラベンダー
2位：セージ（ご購入：写真・左）
3位：ローズマリー
4位：ヒース（ご購入：写真・右）
5位：オレンジ

って感じですかね

それなりに甘さが強くって
少し舌にザラリとした感じが残るやつが
どうやら好きみたいです、はい

あー、それにしても…

さすがに、一度に30種類も試食したら
喉が乾いて、乾いて、仕方がないでごわす

*****
たった一度の人生なんだから
失敗したって思うがままに生きる方が
自分らしいと思ったのが、2019年の春

これから何が起こるかわかりませんが
転んでも前に倒れて、いつも上を向いて
パリの洗礼を沢山浴びながら
毎日を楽しみたいと思います

郷に入れば、郷に従え
この際、パリのことをトコトン好きに
なってみようと思います
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