<ホンモノを作るには、本物を知らないと>
~ボルドーのパン・スイーツ編 vol.02~
正式名はカヌレ・ド・ボルドーですから
この黒くて甘い小さなお菓子は
ボルドーに古くからある伝統菓子だと
思う方が自然ですよね?
でも実は、カヌレの歴史は記録が乏しくて
ワイン作りで余った卵黄を使うために
考案されたという説でさえ、どうやら
伝説の域を出ないらしいんです(驚)
17世紀頃、似た様なお菓子はあったものの
それが今のカヌレと繋がっているかは不明で
明確な証跡が見られるのは、なんと1930年
意外なほど最近のことだったりするんですよ
そして、1980年に入って、当時の市長が
忘れ去られかけたこのお菓子のことを
ボルドー名物として目をつけて、
積極的に売り出すようになったのきっかけに
パリでカヌレがブレイクしたんだとか
最近では、日本でもフランス菓子として
認知されてますから、この政治的戦略は
大成功に終わったのだと思います…
<このお店のこと>
さて、本日ご紹介するのはボルドーにある
カヌレの専門店のひとつです
このバイヤルドラン(BAILLARDRAN)は
ボルドーの空港とか駅とか観光局の前とか
人の集まるところに必ずある有名店です
ドリンクを頼めば、プチカヌレがセットで
付いてくるので敢えて頼む必要はありません
ただ、ここはフレーバーのカヌレが
とっても美味しいので、ぜひ、一つ二つ
追加で食べて頂きたいと思います
また、意外と知られていないのが
焼き加減が注文できるということ…
自分好みの焼き加減を見つけるのも
とっても楽しいと思いますし
店内は作っているところを見られるので
ちょっとお茶するだけでも楽しいです
<このお店のすごいやつ>
さて、私はカヌレというものは
外側がガリガリしているものが好きで
皮の柔らかいカヌレをブヨブヨ系と呼んで
ディスっているような人間です
が、本場のカヌレは圧倒的にブヨブヨ系が
多くって、ここのカヌレも勿論、当然、
ブヨブヨ系でございました(涙)
あとは、少し油っぽいくて卵の香りもゼロ
なんだか薄いカスタードって感じ…
海外の卵って卵黄の色もコクも薄いので
そのせいなのかもしれません
あー、せっかくボルドーまで来たのに
なんだか残念だなーって思っていた矢先…
ここのフレーバーのカヌレを頬張った瞬間
驚き美味しさに、思わず笑みがこぼれました
まずは、プラリネ・カヌレ
実際、私の知っているカヌレとは別物で
ガリガリでもないし、カスタードも薄いのに
なぜかプラリネのクリームが入った瞬間に
ひとつの完成されたデザートになるんです
不思議…
こちらのキャラメルも、全然別物ですが
弾力性の強い甘い生地に、キャラメルの
ペーストが入っていて、本当に美味しい
いやはや、これは面白い食体験でした
日本のカヌレ専門店で色んなフレーバーの
カヌレを食べた時、これはカヌレではなく
全然別のお菓子だな、って思いましたが
実は、本場のカヌレも同じなのね、と
なんだか目からウロコな印象…
でも、それでも私は、蜜蝋で固められた
ガリガリ系のカヌレが大好きだなぁって
思ってしまうので、星の数は3つです
※予約していく…って感じの店ではないです
\お店の詳細はコチラ/
名前:Baillardran
住所:10 Cours du 30 Juillet 33000 Bordeaux
公式HPはコチラ
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例えば、ボルドーだったら
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MICHI