＜はじまりの、始まり＞
〜フランスのすごい常識編 vol.75〜
ねぇねぇ、クリスマスって何するの？
この質問…
ザッと10人くらいに投げかけたんですが
返って来た答えは、全て同じで
食べる、かな？
でしたぞ
というわけで、
フランス人がクリスマスにすることは
食べて、食べて、食べまくる事、であります
恋人と過ごすというよりは
家族や親戚で集まって過ごす日だという事で
聞けば聞くほど、
フランス人にとってのクリスマスは
日本人にとってのお正月なんだろうな…
と、思っていた最中
我らの紅白歌合戦と地位を同じくする
テレビ番組を発見してしまいましたがな
毎年、クリスマス直前の週末に開催され
フランス国民全員が、テレビにかじりつき
紅組、白組ならぬ、
フランス全13県のチームに分かれ
その勝負の行く末を固唾を吞んで見守る…
その幻の番組の正体は…
なんと、
ミス・フランス・コンテスト…であります
ミスコンなんて、ちゃんと見た事がないので
なかなか評価が難しいんですけれども
仕組みとしては、それぞれの県で選ばれた
ミス・ブルゴーニュとか
ミス・プロヴァンスとかが
とにかく、やたらとセクシーな格好で
笑って、喋って、踊って魅せる中
SMSによる国民投票が行われ
審査員の歴代のミス・フランス達による
厳正なる審議の結果、
翌年のミス・フランスが選ばれるんですよ
ちなみに、
今回のミス・フランスはノルマンディでして
その麗しい姿形はこんな感じ…
実質的な準グランプリは、プロヴァンス
（なぜか、タイトルは1位と表記される）
次々点は、コート・ダ・ジュール
そして、アルザス
パイセンたちの地元である
ブルゴーニュは、実質的な第5位…
（表記は、第4位となっている）
各県代表は全部で15人で、
何らかの賞をもらえるのは5人までなんで
ブルゴーニュの皆様的には大満足らしい
ふむ…
やっぱり、フランス人って
美しいものが好きなんですなぁ…
それにしても…
例に漏れずテレビ離れが進むフランスで
高視聴率が取れる番組が他にないからなのか
もともと、アメリカのスーパーボウル並みに
この番組枠のCMは企業間の取り合いなのか
毎回のCMが、軽く15分超えてくるのには
ちと、驚きましたがな
それでも、チャンネルを変える様子もなく
テレビの前から離れようとせず
やれ、この子は話が長いとか
やれ、この子は少し鼻が低いとか
やんや、やんやとヤジを飛ばしながら
ミスコンに熱くなるフランス人たちに
空飛ぶ、ド派手な小林幸子を見せたら
いったい、どんな反応が返ってくるんだろう
なんつって…
どうでもいい事を想像しながら過ごす
ブルゴーニュのクリスマス休暇…
あと、5日で今年も終わりですな…
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たった一度の人生なんだから
失敗したって思うがままに生きる方が
自分らしいと思ったのが、2019年の春
これから何が起こるかわかりませんが
転んでも前に倒れて、いつも上を向いて
パリの洗礼を沢山浴びながら
毎日を楽しみたいと思います
郷に入れば、郷に従え
この際、パリのことをトコトン好きに
なってみようと思います
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