<お菓子作りは化学だと思う>
〜スポンジケーキ編 vol.01〜
沢山のケーキ屋さんを巡ってみて思うのは
それぞれのケーキ屋さんが、それぞれの
看板商品を持っているんだ、ってこと…
でも、どんなに看板商品が美味しくても
ケーキ作りの基本が詰め込まれたスポンジを
極上ものに仕上げていないケーキ屋さんは
やっぱり、どこか物足りない気がするんです
だからこそ、自分もスポンジに関しては
いろんな本のレシピを試していて
今の所、最も褒められ率が高く
私自身も美味しいと思えるのは、この本!
この小嶋ルミさんのレシピだと思っています
この本のすごいところは、とにかく細かく
ああしろ、こうしろって指南されている所…
例えば、ハンドミキサーは1秒に2回転の
速度で、高速で4分間混ぜなさい、とか
ゴムベラは全部で90回混ぜなさい、とか
とにかく指示が具体的なので分かり易いため
初めてでも失敗する確率がエラく低いんです
もうひとつ、この本を気に入っているのは
仕上がりが甘過ぎず、フワフワになるから
他のレシピに比べて、圧倒的にかき混ぜる
時間が長いので、当然と言えば当然ですが
とにかくフワフワでトロける口当たりは
絶対に褒めてもらえるポイントなんですよ
という訳で、本日はクリスマス!ですから
このスポンジで王道のショートケーキを
ご紹介しようと思います
<ちょっとしたコツ①>
まず、手始めに気をつけていただきたいのは
本に書いてある温度設定を守る、という事
一度、これを適当にやっってしまった時は
上手に膨らんでくれませんでした(涙)
お菓子は化学実験と一緒ですからね!
温度設定は化学反応を起こさせるための
超重要な前提条件なので厳守して下さいね
<ちょっとしたコツ②>
これも本に書いてあるのですが、ミキサーの
速度を高速から低速に変えて、気泡の大きさを
小さくする工程はフワフワの口当たりを
実現するために絶対に必要な一手間です
写真上のボウル側面にあるのが大きな気泡で
これが写真下のようにミキサーの回転に
ドンドン吸い込まれ、小さな気泡となって
出てくるのを見るのは、結構楽しいものですよ
<ちょっとしたコツ③>
それが終わったら、今度は一気に粉を投入し
ゴムベラで90〜110回転させるわけですが
私はかき混ぜるのが上手ではないので
(つまり、気泡を潰してしまう)
90回くらいで切り上げるようにしています
<ちょっとしたコツ④>
さて、私がこのレシピを作るにあたり
声を大にしてお伝えしたいのは工程の終盤の
ゴムベラについた生地の扱い方です
粉を入れて90回かき混ぜた後、いよいよ
ケーキ型に生地を流し込む、その瞬間において
どうか、先ほどの工程で使ったゴムベラを
使わないでください
このゴムベラの内側には”死に生地”という
焼いても膨らまない生地が付着してるんです
(写真下の色が濃くなっている部分)
これが生地に入ってしまうと、そこだけ
生焼けみたいな状態になってしまいます
本には型の端に寄せなさい、とあるのですが
上手く散らしておかないとベタッとするので
私的には扱いが難しいなぁ…と思っており
いつしか、これを上手に捌くことは諦めて
とにかく”絶対に入れない”ことに決めました
ゴムベラに着いたバターを時折取りながら
かき混ぜる方法を採っている本もあるものの
アマチュアの私には高度な技だなって感じ
なので、潔く”ヘラを変える”ことにしました
そんなこんなで、後はオーブンで焼くだけ…
とはならなくて、最後にもうひとつ、
オーブンからだし後に加えていただきたい
綺麗に仕上げるためのコツがございます
<ちょっとしたコツ⑤:これで最後!>
無事に焼き上がりましたら網の上に出して
粗熱を取るのですが、側面についている
クッキングシートは必ず取ってください!
そうしないとケーキが冷えて収縮する際に
スポンジの柔らかさと紙の硬さが喧嘩して
側面がガタガタになってしまうんですよ
(参考・写真下は紙を取らなかった場合)
こちらが、紙を取り除いて冷ました場合
縁のガタガタがありませんよね?
まぁ、最後は生クリームで覆う事も多いので
そんなに神経質にならなくてもいいですが
どうせだったら美しいケーキを作りたいし
簡単な一手間なので、頭の片隅にでも
置いておいていただければと…
さて、粗熱が完全に取れたら、あとは好みの
フルーツをのせて出来上がりです!
この載せ方にも性格でるなぁ…と思っていて
私は生クリームの絞り方も含めて
まだまだ圧倒的に下手くそ…修行中です…
そんなこんなで、デコレーションはともかく
皆に必ず褒めてもらえるスポンジが焼ける
魔法のレシピは、私のスポンジのスタメン!
最後の生地捌きが少しだけ難しいのと
温度管理が少しだけ面倒臭いのを減点して…
星の数は4つですかね
\化学っぽく上手くなる・本日の豆知識/
綺麗な焼き色をつけたいなーって時には
オーブンの火力を変えるのではなくて
砂糖を変えると上手くいくんですよ
先日、グラニュー糖は純度が高い砂糖で
上白糖(一般的な砂糖)はブドウ糖やら
果糖やらが入っているとお伝えしました
このブドウ糖やら果糖やらが加熱されると
とある化学反応が起こりまして
茶色い焼き色がつくんです
(あ、グラニュー糖でも付きますけどね)
また、それらは水分を吸い込んで保持する
性質も併せ持っている上に、
上白糖には水分も含まれているので
(グラニュー糖には含まれていません)
焼き上がった生地もしっとりするんですよ
一方で、あっさりした上品な甘さに
仕上がるのがグラニュー糖なんですが
前述の通り、焼き色は薄く控えめな感じです
よって、スポンジケーキなんかを作る時は
上白糖派とグラニュー糖派に分かれるところ
さて、皆さんは、どちら派ですか?
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\このレシピに使う材料は、いつもコレ/
★薄力粉:スーパーバイオレット
★砂糖:細目グラニュー糖
★バター:四つ葉バター
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MICHI