2018年グランプリの極上クロワッサン「ディザベル」

＜ホンモノを作るには、本物を知らないと＞
～パリのパン・スイーツ編 vol.12～

私はバターがジュワジュワ出てくるような
ヴィエノワズリー系のクロワッサンも
イタリアやドイツで主流となっている
パンに近いクロワッサンも、
実はどちらも好きじゃありません

私が好きなのは、両者のド真ん中をいくやつ

ほんのり甘くてしっとりしてるけれど、
綺麗な層ができるくらい生地に弾力があって
でも、表面は薄っすらキャラメリゼされてて
パリパリしている…そんなクロワッサンが
私は大大大好きです

そんな私がパリで美味しい！と思えた店は
実はそんなに多くないのですが
（本当に色んなスタイルのものがあるので）
今日は、そのうちの貴重な？お店の1軒を
ご紹介したいと思います

＜このお店のこと＞

2018年のクロワッサンコンクールで
見事にグランプリを取ったお店でして
お店の壁やら屋根やらに
これでもかって言うくらいアピールしてる
商魂逞しいお店なのでございます

＜このお店のすごいやつ＞

後述しますが、ここのオススメは
なんといってもグランプリを取った
クロワッサンですね

常に行列ができているため回転も早く
結果として、常に焼きたてが買えるので
それがまた行列を作る…という
黄金の無限ループが出来上がっているんです

＜このお店の得意なジャンル調べ＞

＝バゲット＝

クセがなくて毎日食べられる系でして
クラストもバリバリっといい音がするし
クラムも強過ぎず、弾力性があり、いい感じ

見た目も結構ハンサムなので
クロワッサン推しの店とはいえども
さすがパリ…侮れませんなって感じでした

余談になりますが、バゲットのクープって
縦派と斜め派の違いは何なのでしょう？

絶対に中身への圧の掛かり方が変わるので
各流派の言い分（理由）はあるんでしょうね

いつか、誰かに聞いてみたい

＝クロワッサン＝

さて、いよいよ看板商品のクロワッサン！

ふむふむ…
軽やかな食感とさわやかな甘みのある、
バターの香りが心地良いクロワッサンで
私史上の上位に食い込んでくるかも

パン屋さんのクロワッサンというよりは
お菓子屋さんのクロワッサンって感じかな

＝ブリオッシュ＝

そんな、お菓子屋さん系クロワッサンを作る
お店のブリオッシュ…と言うことで
結構、期待して食べてみたものの
残念ながらパサパサ系ブリオッシュでした

ガックリ…

まぁ、ここまでパサパサ系が多いってことは
これが本来のスタイルなんでしょうね

他には、クイニーアマンとシューケットを
試して見たのですが、
美味しいクロワッサンを作る店の
クイニーアマンってことで期待し過ぎたのか
砂糖とバターで形成される飴の部分は
もう少しガリガリっと高温で焼き上げる方が
私は美味しいと思うので、評価は△

そして何より、あの美味しいクロワッサンと
同じ店が作ってるデニッシュとは思えない程
生地がパサパサしててビックリ…

敢えてそういう配合にしてるのかな？？

砂糖で固めたときに重くならずないように？

うーん、謎である…

果たして、シューケットというものに
高い技術が必要かどうかは不明なのですが
ここはシューケットも奮わず、でした

塩が強すぎるのと、
全体的にしっとり感が足りないのとで
私的にはもう少し頑張ってほしいところ

小さくて地味だからこそ、
そのお店の丁寧さとか、緻密さとか
こだわりが出ると思うんですよね

看板商品だけ磨いてりゃいいでしょ？
みたいな感じが、私にはちょっと違和感

まぁ、でも、確かにクロワッサンは美味だし
バゲットもちゃんと磨かれていたので
フラットに点数をつけるとしたら
星の数は4つですかね

※イートインはありません

＼お店の詳細はコチラ／
名前：La Maison d’Isabelle
住所：47 boulevard Saint Germain, 75005 Paris
公式HPはありません

*****
パンやスイーツが好きな人なら
一度は足を運んでみたい街・パリ

でも、何度も来れるわけではないので
絶対失敗したくない…そう思いますよね

そんな、私みたいな慎重派は
活動盛んなパリのプロに話を聞くのが
一番、手っ取り早いと思います

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勇気を出して一人旅をするもの
結構、楽しいですよ