予防文化か、解決型文化か…台所のシンクにみる両者の違い

＜はじまりの、始まり＞
〜フランスのすごい常識編 vol.15〜

当たり前ですが、フランスと日本とでは
考え方が根本的に違うと思う事が沢山あって
そのひとつは”予防”に全力を注ぐか否か…

マスクが予防に効くのかどうかはさて置き
日本は事が起こらないようにする予防文化が
そこはかとなく浸透している気がします

一方、ここフランスは
事が起こった時に全力で何とかする解決型で
その解決方法もチカラワザだから超・面白い

例えば、台所のシンク…

日本は”詰まるのを防ぐ”仕様になっていて
キャッチャーの穴も細かい上に
専用のネットまで売られている徹底ぶり…

一方、フランスはと言うと
キャッチャーの穴はそれなりに大きいし
日本で売ってるようなネットも存在しないので

さすがに大きなカケラは引っかかるものの
小さな生ゴミ（食べカスや野菜の種クラス）は
スコーンと流れ落ちる仕様になっております

排水管が詰まったらどうしよう、とか
そこから臭ったらどうしよう、とか
そんな小さな事は、気にしないんでしょうな

ちなみに、フランスの台所の排水管は
まぁまぁ頻繁に詰まるらしいです

そりゃ、そうだろうなぁ…

では、どうするのか？

事が起こってから全力で対処するこの国には
強力なパイプ洗浄剤が売られており（↓）

排水管が詰まった時には、この洗浄剤を
ボトルの半分の量（大量！）注ぎ込み
15分ほど放っておくんだとか

そうすると、
詰まった生ゴミやら固まったカルキやらが
全て溶けて流れ落ちるんだそうです

なんと恐ろしい洗浄剤なのでしょう

15分でゴミが溶けるって…
いったい全体、何が入ってるのよ

しかも、15分以上やるとパイプが痛むから
必ず時間は厳守してくれ、とのこと

いや、だから、何が入ってるのよ

ちなみに、無駄に几帳面な私は、
この生ゴミ・スルー状態が、どうにも慣れず
一時帰国の際に大量買いしたネットを愛用中

いつか、こんな小さな事なんて気にせずに
生ゴミを華麗にスルーできるようになったら
また一歩、フランス人に近づけた証拠…

なんですかね、きっと

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たった一度の人生なんだから
失敗したって思うがままに生きる方が
自分らしいと思ったのが、2019年の春

これから何が起こるかわかりませんが
転んでも前に倒れて、いつも上を向いて
パリの洗礼を沢山浴びながら
毎日を楽しみたいと思います

郷に入れば、郷に従え
この際、パリのことをトコトン好きに
なってみようと思います
”フランス・パリをこよなく愛す”
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世の中には、パリ好きが沢山いるんですね
私も、早くパリが好きになれるといいなー
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