ブルーチーズといえば、蜂蜜をかけるものだと思っていたけど？

＜もっと知ると、もっと楽しい＞
〜フランスのすごい食品編 vol.15〜

さて、昨日から引き続き、
チーズの話を少ししたいと思います

母集団は、私の知り合いのみ…という
恐ろしくバイアスのかかった調査によれば
フランス人は、ブルーチーズ派が大多数

もちろん、銘柄はフランスが誇る
世界三大ブルーのひとつ、ロックフォール

羊飼いが洞窟に置き忘れたチーズに
青カビが生えたのが始まり…とも伝えられる
フランス最古のチーズであります

それにしても、納豆しかり、ブルーしかり…
一番初めに”コレを食べてみよう”って
思った人は、本当にすごいと思う

食べます？これ？

冷静に見ると、この青緑のカビの質感は
まぁまぁ攻めてる感じだと思いますけど…

ちなみに、ロックフォールというチーズは
AOCのドンみたいな存在なんですよ
（現在は、AOPに表記が変わってます）

はて、AOC？と思われた方…

AOCってのは、アレです

シャンパーニュ地方で作られたものしか
シャンパンって名乗っちゃダメっていうアレ

指定された地域で、伝統に則した製造法で
作られた製品のみが付けることを許される
謂わば、品質保証のマークみたいなものです

で、そのAOCっていう制度を作ったのが
このロックフォールの地方議会で
始まりは、なんと15世紀…

その後、素晴らしい仕組みだってことで
ワイン業界も追随していったんですから
まぁ、すごい話であります

そんなロックフォールを買ったはいいけれど
蜂蜜付ける位しか食べ方を知らなかったので
例によって、フランス人に聞いてみたところ

パンと一緒にカジる以外、食べ方はない

とのこと

蜂蜜とか付けないの？

って聞いたら

蜂蜜？

って、ポカンとされたんで
日本のレストランで、そうやって食べた
と伝えたところ

うそーーー！
誰が、そんなこと教えたのーーー？

って、顔を真っ赤にしてゲラゲラ笑いながら

フランス人は、絶ーー対、そんな事しない！
それ、イギリス人じゃない？（←失礼）

ですって

そんなに笑います？ってくらい笑ってたんで
かなり想定外の食べ方だったんでしょうけど

ちょっと悔しくなって
仏語でGoogle先生に聞いてみたところ

確かに、
蜂蜜つけろ、なんて記事は1件も出てこず…

代わりにあるのは、ロックフォールには
バゲットよりも、ライ麦パンを合わせなさい
っていう記事くらい

それでも悔しくて
他のフランス人にも聞いてみたものの

不可能じゃないけど、
そんな食べ方は、見た事がない

とのこと

えー、そうなんだ

なんかもう、ゲラゲラ笑われた上に
不可能じゃない、とまで言われた日にゃ
そのまま食べるしかないじゃないですか

ねぇ？

ちなみに、日本語でGoogle先生に聞いたら
ブルーチーズには蜂蜜がオススメって記事が
ダダダダダーッ、と出て来ました

いったい、私が慣れ親しんできた
この食べ方は、どこからやって来たのやら…

イタリアかな？
まさか、日本オリジナルだったりして

気になるわー

*****
たった一度の人生なんだから
失敗したって思うがままに生きる方が
自分らしいと思ったのが、2019年の春

これから何が起こるかわかりませんが
転んでも前に倒れて、いつも上を向いて
パリの洗礼を沢山浴びながら
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