＜お菓子作りは化学だと思う＞
～コーンブレッド編 vol.01～
トウモロコシの粉を使って焼いたパンを
アメリカで”コーンブレッド”と言います
ほのかに感じるトウモロコシの香りと
かみしめたときの独特のプチプチ食感…
そしてトウモロコシの粉ならではの
おだやかな甘みが特徴のこのお菓子は
アメリカの日常食のひとつなんですよ
特に感謝祭とその週末には、七面鳥料理と
並んで欠かせない食べ物なんだとか
ちなみに、コーンブレッドの発祥の地は
はっきりしたことはわかっていません
時期的には、コロンブスの新大陸発見以降
ヨーロッパ人がアメリカ大陸に渡ってからと
考えられています
なぜなら、それ以前のアメリカ大陸には
小麦は存在しませんでしたし、
一方で、ヨーロッパ人はトウモロコシを
見たことも食べたこともなかったからです
ところで、このコーンブレッド…
有名作品に何かと登場する人気者でして
よく親しまれているものでは
・トム・ソーヤーの冒険
・大草原の小さな家（私、大ファンです）
・映画のグリーンマイル
などなど
マフィンと並ぶアメリカ人にとって定番の
コーヒーのお供と言ってもよろしいかと
さて、アメリカ菓子のバイブルといえば
これ、吉野さんのレシピ本
今日は、ここに掲載されている
コーンブレッドをご紹介したいと思います
このレシピの特徴はサワークリームや
ヨーグルト等の乳製品が沢山入っている点…
これによって、オーソドックスなものよりも
コクが出てケーキに近い味になっています
＜ちょっとしたコツ①＞
コーンブレッドも他のお菓子同様に
如何に完璧に乳化させるか？が肝です
特に、このレシピはヨーグルトや
サワークリーム、サラダ油などなど
様々な種類の”水と油”を一気に混ぜるので
より慎重に進めていく必要があります
コツは、水と油を其々完全に混ぜてから
両者を少しずつ混ぜ合わせていくこと
本には2回に分ける…とありますが
私は、6回くらいに分けて混ぜています
乳化の目印はハンドミキサーが
ハンドミキサーが重くなることですから
ご自身の手で感触を確認しながら
丁寧に進めてみてくださいね
＜ちょっとしたコツ②＞
あとは、粉類を混ぜて型に入れるだけの
とっても簡単なレシピなのですが
生地が意外と固いので、型に入れてから
平らに伸ばすには、ゴムベラではなくて
スケッパーを使うと上手にいきますよ
てなわけで、あっという間に出来上がり！
いかがでしたか？
個人的には、コーンブレッドはマフィンより
口の中の水分を持っていかれるお菓子ですが
たまに、無性に温かいカフェオレと一緒に
食べたくなる…そんな食べ物だったりします
甘みも薄いので、蜂蜜入りのホットミルクや
甘く煮詰めたロイヤルミルクティーとも
抜群の相性なんですよ！
これからの寒くなる季節、おすすめです！
そんな、冬の朝食・コーンブレッドは
独特のプチプチ食感とホロリと崩れる感じに
好き嫌いは分かれると思うので
レシピ星の数は3つですかね…
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