<ホンモノを作るには、本物を知らないと>
~東京パン・スイーツ編 vol.28~
いつも多くの外国人観光客で賑わう浅草は
実は新旧のパン屋(しかも名店)がひしめく
パンの激戦区なんですよ
意外にも、海外の皆様が買って行くのを
あまり見たことはないのですが
きっと浅草には牛鍋やら洋食やら鰻やら
他にも食べなければならないものが
たくさんあるからなんでしょうね、きっと
さて、そんな浅草を代表する古株の大御所は
何と言っても食パンで有名なペリカンですが
本日、ご紹介したいのは新鋭のエースであり
人気カフェのパン工場・マニュファクチュア
<このお店のこと>
本来、マニュファクチュアという単語は
工場制手工業という意味なのですが
そこを敢えて、”職人制手工業”と読ませ
看板にも”製造”の文字を掲げているところに
一本筋の通ったこだわりを感じます
ちなみに、1・2階はスケロクダイナーと言う
カフェでして、ここも毎日賑わっています
そのカフェのパン工場を市販に開放したのが
このマニュファクチュアでして
市ヶ谷の名店・ファクトリーの系列なんですよ
カフェの奥にある細い階段を登れば
そこは正に工場って感じの色気のない区画が
突如現れる仕掛けになっています
やや殺風景な印象もありますが、
奥では職人さんがせっせとパンを仕込んでおり
これはこれで、結構迫力があるものです
<このお店のすごいやつ>
ここはカフェのパン工場ってこともあり
お惣菜パンは扱っていません
飽くまで、食事の付け合わせになるものや
コーヒーと合うデニッシュ系がメイン
実は、そんなに強烈な印象を与えてくれる
パンには出会えなかったんですが
角食は毎日食べても飽きのこないような
粉の風味と適度な塩気の効いた逸品でした
<このお店の得意なジャンル調べ>
= バゲット =
クラストのバリバリ感は美味しいのですが
クラムには独特のボリューム感があって
なんだか米粉のパンを食べてるみたい…
(絶対に米粉なんて入ってないけど)
私的には、もっと王道のバゲットが好き
昔はトラディションも作っていたけれど
今はバゲットだけにした…とのことなので
もしかしたら、そっちは私好みだったのかも
= 角食 =
前述の通り、ここは角食が美味しい店です
1.5斤からしか売って頂けないあたりは
如何にも工場って感じで面白いと思いました
= クロワッサン =
ここのクロワッサンは、薄い層が何重にも
かかっていて結構ボリュームがあります
そして、バターもたっぷり練り込まれていて
いわゆるジュワジュワ系のクロワッサンです
が、この大量使用されているバターの風味が
あまり私好みではなくて、かなり残念
なんかベターっとした安っぽい味なんです…
そして欲を言うなら、もっと表面はパリッと
焼き上げて欲しかった…
もしかしたら、横に並んでいた
クロワッサンダマンドが正解だったのかも
そして、口コミ等で一部の人が絶賛していた
ベーグルはというと、結構なフワフワ系
いわゆるベーグル好きが惚れ込むNY生粋の
ムチムチ系ではなく、誰もが食べやすい様な
ベーグルというよりはパンって感じの食感…
チョコレートの香りも味も豊かで
この味自体はとても美味しいのですが
ベーグルとしての評価は高くないかな…
他には、ハード系のクランベリーパンや
栗のフリュイ、イングリッシュマフィン等…
食べてみましたが、特筆する程のレベルでは
なかったかも…勿論、美味しいんですけどね
(これがクランベリーのパン)
(これは栗のフリュイ、見た目より柔らか)
(イングリッシュマフィンは固めの食感)
コンビニで買うよりは全然美味しいけど
わざわざ通ってしまうかと言うと
そこまでではないかもなぁ…ってことで
浅草新鋭の星の数は3つですかね
\お店の詳細はコチラ/
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13180700/
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MICHI