日本一美味しいブリオッシュに「アダチ」で出会えます

＜ホンモノを作るには、本物を知らないと＞
～神奈川パン・スイーツ編 vol.01～

朝に嗅ぐパンの香りが、こんなにも
幸せ感を増幅させるのは、何故でしょう？

パンは仕込みにざっと2時間はかかるので
朝早くから開けるのは、すごく大変だと
思いますが、こんなにも人を癒すのだから
パン屋さんって、尊い仕事だと思います

＜このお店のこと＞

ここ、アダチはお料理が得意な友人から
絶対に行ってみてほしい！と
強く勧められたパン屋さんでして
都筑区界隈といえば、センター北にある
ベッカライ徳多朗しか知らなかったため
慌てて駆けつけた次第であります

口コミサイトをみると、結構な人気ぶりで
オープンしてから、しばらくの間
土日は30分前から行列ができてきたみたい

なんでも、All Aboutの読者投票で
2年連続グランプリを取ったらしいです

今は落ち着いたのか、そこまでではないが
それでも、15分前から人が集まり始めて
オープンするころには15人が並んでました

店内は、ショーケースのスペースのみで
店員さんに欲しいものを取ってもらう
オーダー式のスタイル

右手にはお惣菜＋サンドイッチが
中央には見目麗しいパンの数々が
そして左手にはケーキが…
それぞれ所狭しと並んでいました

＜このお店のすごいやつ①＞

私が一番感動したのはブリオッシュ！

バターの甘みと塩気が絶妙に効いていて
焼き立てということもあってか
とにかく、フワッフワで柔らかく
ブリオッシュ特有のパサパサ感は一切無し

彼らは、大きなブリオッシュも作っていて
それを後ろの人が2人くらい買ってました

きっと私以外にも、ここのブリオッシュが
好きな人は沢山いるんだと思います

香りもすごくよくて、ペロリと1つ
たいらげてしまいました

私の国内ブリオッシュNO1、決定！

＜このお店のすごいやつ②＞

これだけ惣菜系のサンドが並んでいるので
きっと惣菜が美味しいのだろうと期待…

そんな時に私が買うのは、
決まってクロックムッシュなんですよね

ベシャメルソースが美味しいどうか？

それが、私の中の（勝手な）モノサシで
レトルトを使ってたりする店には幻滅します

てなわけで、ここのクロックムッシュを実食

うん、ベシャメルソース、美味しい

塩気もちょうどいいし、
ホワイトペッパーもいい感じに効いています

個人的には、もう少し（値段も高いので）
ハムが入っていてもいいと思ったのと
玉ねぎがもう少し甘みが出ていてもいいと
思ったのですが、総合的にはハイレベル

油っぽくなってしまう店も多い中で
時間が経ってもべたっとならず
パンドミの外側もカリカリのまま…

そう、あの大阪の名店、
ル・シュクレ・クールのキッシュみたい

あの時も思ったんですが、
こんな風に水気が出ない惣菜パンって、
（きっと閉じ込めているんだと思うけど）
いったい、どんな技を使ってるのでしょう…

むぅ…知りたい…

＜このお店のすごいやつ③＞

兼ねてより、チーズケーキの正解探しを
何かにつけてやっている私ですが
バスクチーズケーキというものも
なかなか正解がわからないもののひとつ…

ていうか、本場のものを食べたことがない…
（バスク地方には来年、絶対に行こう）

ちなみに、すごく流行っていたコンビニの
バスクチーズケーキは試してみましたが
その生地の偽物感といったら、半端なく
半分も食べることができずに
隣の人にあげてしまったくらい不味かった

正解を食べたことはないけれど
あれは絶対に正解じゃない気がする…

個人的に、チーズケーキの味を決めるのは
生地の滑らかさと焼き加減だと思っていて
前者は何となく分かるのですが
後者の”正解”がわからなくて悩んでいました

本の通りにやっても、生焼けな気がして
少なくとも、私は美味しいと思えず…

前置きが長くなりましたが
突然、こんなことをツラツラ呟いたのは
ここのチーズケーキに”正解”を見たから！

生地は滑らかで、焼き上がりも完璧！

そうそう！こんな感じよね、”正解”って…
これが”美味しい”ってことよね、って感じ

それにしても、完全に蒸しあがっていて、
生の領域を超えてる事が確認できる
この感じは、どうやったら出せるんだろう？

火加減？時間？

ちなみに、端っこの方は焦げていて
苦味も出てるけど、これも正解？

友人が、この前バスクを焼いていて
焦げた、焦げたと悲しがっていたけれども
もしかしたら、正解だったのかも…

＜このお店のすごいやつ④＞

いわゆる、アップルパイも激ウマでした

まず、生地はサックサクなんですけど
全然パサパサしてないんです

上手に食レポできなくて申し訳ないのですが
普通、サクサクのパイ生地って
どうしてもパサパサするじゃないですか？

でも、このパイはサクサク・ガリガリしてて
尚且つ、生地自体は薄いので
ピュアに食感だけを楽しめる土台になんです

そこに絶妙に甘さをコントロールした林檎が
整然と並べられていて、シナモンが効いてて
いや本当に、これは美味しい！

是非とも、作れるようになりたい！

＜このお店の得意なジャンル調べ＞

＝バゲット＝

見た目はすこぶるハンサムで
クラストの香ばしさにも品があって
香りも小麦粉の暖かい香りがする…

また、クラムはフワフワで柔らかく
余計な酸味はなくて、万人受けするタイプ

そんなバランスの取れたバゲットが
アダチのバゲットです

いやー、それにしても、生地が美味しい

個人的には、食感がバゲットの是非を決める
ポイントだと思っておりまして
生地の美味しさ云々については、
パンドミで感じる事が多かったのですが、
このバゲットは素直に生地が美味しいな、と
思える素敵なパンでした

それだけ、クラムも食べ応えがあるって
ことなのでしょうね

店の右にあれだけたくさんのサンドイッチが
並んでいたのがわかる気がします
これでサンドイッチ作ったら最高なんだろうな

＝角食＝

ここの角食は少し面白くて、
パンの耳が厚めに作られておりました

だから、これでクロックムッシュを作ると
耳の部分がカリカリサクサクになって
タルティーヌみたいな食感になるんですね

小麦粉は何をつかっているのかな？
国産を使っているのかな？

結構、キツめに中身の締まったパンドミで
小ぶりですが1枚でお腹いっぱいなりました

＝クロワッサン＝

こちらの見た目も、とってもべっぴんさん

がっつり発酵バターを使っているだけあって
パリで食べた美味しいクロワッサンと
食感も香りも、かなり近いものがありました

同時に、さすが日本人の職人さんって感じで
繊細で精密な層が織り成されているため
表面はパリパリ、中は幾えもの層が
規則正しく重なっているので、食感は最高！

これもペロリと完食…

今日はお腹すいているのかな？
いやいや、ここのパンがスゴイのだと思う！

＝ブリオッシュ＝

前述した通り、ここのブリオッシュは最高

さすが、店の名前に”パティスリー”を
冠しているだけはあります

そういや、先日、パリに行った時に
クレープが1枚1ユーロとかで売っていて
へー、パン屋でも売ってるのね
軽食みたいな感覚なのかな？と
妙に印象に残ったクレープ…

ここでも全く同じ様相で売られていたので
思わず衝動買いしてしまいました

なのですが…
うーん、これはやっぱりクレープリエで
焼き立てを食べるのが絶対いいな

原宿のクレープ屋さんのクレープみたいに
フルーツを挟んで食べるならともかく
こちらやパリで売られているものは
バターと砂糖の味付けのみ…つまり
生地そのものの風味だけで勝負する訳です

なので、時間が経ったクレープの生地は
硬くなってて、伸びた蕎麦みたいな
残念な感じになっていました

せめて、オーダーを受けてから
バターやグランマニエを塗った方がいいかも

他には、マドレーヌやフィナンシェにも
手を伸ばしてみたのですが
どちらも少しグルテンが出過ぎて硬かった…

印象に残ったのは、このパン・オ・レザン

こんなに几帳面につくられたパンオレザンは
初めて見ました（笑）

結構サクサク度強めで、カスタードは少なめ
ラムレーズンは、これでもか！ってくらい
ぎっしり入っています

レーズン好きな人にはいいんだろうなぁ

私は、アクセント程度に効いてる方が
好きなので、ちょっと多すぎる感じでした
（カスタードはもっと欲しい）

まぁ、それにしても
ひとつのお店でこんなに幾つもペロリ系が
出るなんて大阪以来です

神奈川も侮れないなぁ…
ってなわけで、星の数は最高の5つです！

＼お店の詳細はコチラ／
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140203/14070721/

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