＜ホンモノを作るには、本物を知らないと＞
〜パリのパン・スイーツ編 vol.22〜
リッツのクラスメイトたちは、
いったい何をしているのか？といいますと
私と同様、インターンを待ってますが
その多くが祖国に一旦帰ってしまいました
（みんな、向こうに家があるから）
肩を抱き合いながら、再会を誓って
お別れしたのは、早いもので4ヶ月も前…
そこから、変わらずに連絡をくれるのは
意外にもギリシャ人のテミスでして
基本的に、待てない性格の彼は
この長い待ち時間に業を煮やして
地元の行列シュークリーム店で
働き始めた模様であります（↓）
ロックダウン中にも関わらず
毎日、本当にすごい行列ができてるらしく
朝から晩まで、ひたすらシューを焼く日々…
本人曰く、
もう一生分のシューを焼いた、とのこと
ちなみに、そのお店のHPはコチラ
もしも、ご興味があれば、是非…
えー、さて…
イースターは先々週に終わりましたが
昨年、突然の完全ロックダウンで
全然堪能できなかったイースター菓子を
今年は、少し食べることができましたんで
今日は、その話を少し…
イースターといえば、チョコ
チョコといえば、ショコラティエ
で、パリにも有名なショコラティエは
何人かいらっしゃいますけれども
せっかくだから、日本に店舗がない人の
チョコレートを食べようじゃないか、と
選んだのは、この人…
ジャック・ジュナン氏であります
この方、もともとは食肉処理場で働いていて
その後、独学だけでチョコレートを勉強し
その独学だからこその独創性が評価されて
最後は世界一のショコラティエになっちゃう
…という、異色の経歴の持ち主であります
そして、有名になって店舗が増えると
工房に立たなくなる人も多い中で
この人は、超・有名になった今も
未だに工房にいる時間が長いことでも有名で
NY誌に「チョコ愛好家の聖地」と謳われた
マレ地区にある本店には
この日も、平日の昼間であるにもかかわらず
結構な行列ができておりましたぞ
＜このお店のこと＞
ここ本店は、1階が店頭販売スペースで
2階が工房になっており
常に出来立てのチョコレートが買える…
というのが、ひとつの売りになっております
本当はカフェもあったらしいのですが
コロナとは関係なく閉鎖された模様
＜このお店のすごいやつ＞
てなわけで、イースターシーズンらしく
店内にはタマゴや魚、ウサギや鶏といった
イースターちっくなチョコが並んでおり
ここはやっぱり、定番のタマゴでしょ？
と、一番小さなタマゴちゃんを
イソイソと手に取ろうとしたんですが
なんと、75ユーロという驚愕のお値段…
うそでしょ？
ほな、あそこのモヤイ像的なやつは
いったい、何ユーロするのけ？
と、ひっくり返りそうになっていると
私の前に並んでいたブルーのマダムが
大小様々なタマゴちゃん達を抱えて
颯爽と出ていかれましたがな…
結局、私は…というと
小さなニワトリちゃんをお持ち帰り…
（一番安かったから…）
が、今更ながらに、自分は大して
チョコが好きじゃなかったことを思い出し
そんな私には、やっぱり
この奇才のチョコの凄さが分かる訳もなく
だいぶジャック・ジュナンの無駄遣いをして
2021年のイースターは過ぎていきました…
ちなみに、ジャック・ジュナンといえば
もちろん、チョコレートが看板商品ですが
このパート・ド・フリュイと呼ばれる
いわゆる常温のフルーツゼリーも有名でして
パリ在住10年超えの重鎮マダムが
アタクシ、パート・ド・フリュイって
特に好きじゃなかったんですけどねー！
ここのを食べて認識が変わったんザマスの！
と、興奮気味に推していらっしゃるくらい
なんですが…
私は、（多分）生まれて初めて食べた
パート・ド・フリュイが、ここのだったので
何が凄いのか、やっぱり分かりませんでした
すみません、重鎮・マダム…
すみません、食肉・ジャック…
それにしても…
本当にフランス菓子って、いろいろあるなぁ
※イートインはありません
＼お店の詳細はコチラ／
名前：Jacques Genin Marais
住所：133 Rue de Turenne
公式HPはコチラ
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もう一生来ないかもしれない…
きっと来たとしても、ずっと先になると思う
海外都市って、きっと、そういう場所ですよね
だからこそ、食いしん坊としては
全力でその国の食文化を知り
その国の自慢のパンやお菓子のことを知って
その国で一番美味しい店に行きたいのです！
ですので、同じようなことを考えている
世の中の食いしん坊さんたちの情報は
とっても参考になりました
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パンの国…フランス・イギリス・ドイツは
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