バニラ系香料は、どれが正解？オイルとエッセンスの違いは？

＜もっと知ると、もっと楽しい＞
～すごい材料編 vol.06～

バニラという名の製菓材料は多々ありますが
その違いは何なのだろう？と思いますよね

私も初めは、違うんだろうなってことは
わかっていたものの…ぶっちゃけ
何がどうってのは分からなかったです

例えば、バニラオイルとエッセンス…
両者の違いはいったい何なのか？

それは、ずばり、耐熱性です

バニラオイルは”オイル”というだけあって
油に馴染みやすく、高温加熱でもヘコタレず
焼きあがった後にも香りが残ります

一方で、バニラエッセンスの方は
加熱で香りが飛んでしまうので
アイスやクリームといった冷たいものに
仕上げのタイミングで入れるんですよ

でも、ぶっちゃけ、この子たち…
バニラを原材料に使っていないものも多い
いわゆる”バニラ風味”の人工香料なので
私的にはあまりオススメしたくありません

ですが、残念なことにバニラオイルに代わる
（つまり、耐熱性が高い）天然香料は
存在しないので、こっちについては
原料をちゃんと確認して
買うようにしてください…くすん

一方で、バニラエッセンスに代わる
天然香料は、この世に存在しておりまして
その名をバニラエクストラクトと申します

お値段は、オイルやエッセンスよりも
若干お高めにはなりますが
バニラビーンズを買うよりも全然安いです

あああああ…バニラビーンズが、
もっと安ければいいのになぁ…
（私は毎回、フランスで大量購入します）

ちなみに、以前ご紹介したPエルメ様の
マドレーヌはバニラエクストラクトを
たっぷり使います…さすがエルメ様…

また、バニラビーンズを丸々1本使うのは
私の大好きなカヌレちゃんですね…

市販のものが、ひとつ300円以上するのは
大量のバニラビーンズを使うからなんですよ

＜この材料のプロフィール＞

私がいつも買っているのは、アリサンの
バニラエクストラクトです

アリサンというのは、アメリカの有名な
オーガニック商品のブランドでして
ここ最近、一気に知名度を上げて来ました

ちなみに、バニラエキストラクトって
実は自分で作ることもできるんですよ

お酒にバニラビーンズを漬け込むだけという
超簡単な作成方法なので、ご興味があれば
自作されるのも楽しいと思います

どのレシピも、お酒100mlに対して
バニラビーンズ1～3本を使用する感じで
6ヶ月以降が使い頃、1年間は保存可能です
（自分で作ると半額くらいで済みますよ）

使うお酒は別に何でもいいのですが
ラムやジンよりはウォッカがクセがなく
扱いやすいかなーって思っています

まぁ、ここまで自家製となると
ちょっとハードルが上がってしまうかも…

ですが、気兼ねなく天然香料を使えるのは
案外、気持ちがいいものですよ（笑）

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