<お菓子作りには、哲学があった>
〜リッツで修行・中級編 vol.03〜
夜8時…
おそらく、フランス中が見守る中始まった
マクロン大統領の演説は、大方の予想通り
夜9時〜朝6時という時間限定の
ロックダウンに踏み切りますよ
という宣言だったんですけれども
それが、今週の土曜から始まるっていうんで
明日の金曜日は、パリ中の飲食店が
飲み+食べ納めで大混雑するだろうって噂…
本当に、フランス人ってヤンチャですな
えー、さて…
今日は、少し趣向を変えて
クラスメイトをご紹介したいと思います
テミストクリス、愛称・テミスは
ギリシャ出身・21歳のベビーフェイスで
今年の1月は、リッツの料理コースに通い
夏からは製菓コースを履修しているという
どちらもこなす器用なメンズであります
ギリシャの製菓学校にも通っていた彼に
なんでパリに来たのか聞いてみたところ
ギリシャとフランスでは
お菓子やパンの作り方が全然違うから…
とのこと
そうは言っても、同じヨーロッパだし
何がどう違うのか、詳しく聞いてみると
ギリシャ人は、細かい事は気にしないから
お菓子やパン作りも適当なんだよね
例えば、フランス人は
クロワッサンを作る時に、いちいち長さを
定規で測るでしょ?
ギリシャ人は、絶対にそんな事しない
三角形なら何でもいいって思ってるからさ
だから、全てのお菓子やパンの授業は
いい感じにやっておけ、で終わるんだよね
と、ケタケタ笑っておりましたぞ
きちんと長さを測らないと(決めないと)
大きさの違うクロワッサンができることは
問題にならないのか、尋ねてみると
そんなこと、ダーーレも気にしないもん
と、
これまた、ケタケタ笑っておりましたがな
うーん…大らか…
人間というものは、
明るい太陽と美しい海に囲まれて育つと
こうなるんですな
そんな彼の作るパン・オ・ショコラは
型破りのアーティスティックな様相でして
師匠の見本を見ながら
生真面目な日本人が作ると、こうなり…
型にはまらない自由なギリシャ人が作ると
こうなるわけであります
うーむー、
なんでしょう…
この、言葉にできないインパクトは…
なんで、切れ目を3本しか入れなかったの?
って聞いたら
え?
特に、理由なんてないけどなぁ…
切り込みを沢山入れるのは面倒だったし
いい感じにやればいいか、
って思ったんだよね
ですって
自国の製菓学校をディスりつつ
その教えを素で実行している辺り…
もはや、”いい感じにやる”ことは
DNAに組み込まれてるんでしょうが
そんな自分に気が付いてないテミスに
なんだか、妙にほっこり
こういうのが”才能”とか”センス”って
言うんだろうなー、きっと
あー、私も欲しいなー
センス溢れる・いい感じ力…
*****
たった一度の人生なんだから
失敗したって思うがままに生きる方が
自分らしいと思ったのが、2019年の春
これから何が起こるかわかりませんが
転んでも前に倒れて、いつも上を向いて
パリの洗礼を沢山浴びながら
毎日を楽しみたいと思います
郷に入れば、郷に従え
この際、パリのことをトコトン好きに
なってみようと思います
”フランス・パリをこよなく愛す”
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私も、早くパリが好きになれるといいなー
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MICHI