時間に正確か否か？という観点での国民性と個人差について

＜お菓子作りには、哲学があった＞
〜リッツで修行・初級編 vol.15〜

FOU DE PATISSERIE

フランス語でケーキバカ（ケーキ狂い）…
という意味を持つ、このお店は
所謂、ケーキのセレクトショップでして

常設で出品されているパティシエは
エルメ様をはじめとする
そうそうたる顔ぶれなんですが

有名どころのケーキが一気に買えるって事で
（しかも、置いてあるのはどれも看板商品）

観光客にはもちろんのこと
ちょっと手土産を買いに…なんていう
フランス人にも人気があるお店なんですよ

そんな、オープンから4年たった今も
変わらぬ人気を誇るセレクトショップに

今週末から期間限定で、うちのシェフが
リッツ・製菓学校として出品するってことで

朝っぱらから、製菓学校の同期のみんなと
一緒に朝食でも食べようじゃないか、と
10時にお店の前で待ち合わせ…

だったんですけど、

まー、来ない、来ない

10時になっても、ダーレも来やしませんで
全員が揃ったのは3時間後でしたがな

余談ですが、
時間に正確か否か？という観点での国民性は
世界共通の認識となっているみたいでして

唯一、時間通りに到着した私を見て、

おおおおー、
やっぱり日本人は、時間に正確なんだー

って、みんな、感動しておられましたぞ

ちなみに、
国別に見る到着時間は以下の通り…

09時50分：日本
10時10分：ギリシャ
10時20分：スイス
11時05分：アメリカ
12時10分：フランス
13時00分：韓国

時間にルーズなことで有名なギリシャ人は
みんなから、エラく褒められており

逆に、時間に正確なことで有名なスイス人は
3番目に到着していたのにも拘わらず
なぜかダメ出しされる、という理不尽さ

てか、
そんな君達は、1時間以上遅れてますぞ？

てか、
ギリシャ人も、間に合ってはいないですぞ？

ちなみに、
ド遅刻した残り3カ国の愉快な仲間達は、

国民性だから仕方がないんだよなー

なんつって、悪怯れる様子もないもんだから
そんなピュアな彼らを見ていると

確かに国民性だから仕方がないかー

って、思えてきちゃうから、アラ・不思議…

ま、そんな光景を見ているのも楽しいから
別にいいんですけど

ひとりで何時間も待つのは寂しいから
スイス人には、もう少し頑張って欲しいなー

*****
たった一度の人生なんだから
失敗したって思うがままに生きる方が
自分らしいと思ったのが、2019年の春

これから何が起こるかわかりませんが
転んでも前に倒れて、いつも上を向いて
パリの洗礼を沢山浴びながら
毎日を楽しみたいと思います

郷に入れば、郷に従え
この際、パリのことをトコトン好きに
なってみようと思います
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