＜はじまりの、始まり＞
〜まさかの監禁生活編 vol.12〜
今日のパリは、久しぶりの雨…
たとえ、室内に閉じ込められていても
外では冷たい雨が降っている…となると
得した気分になるのは、私だけでしょうか…
別に、外出禁止令が出ていなかったとて
晴れの日はピクニック…なんていう
キラキラしたライフスタイルでもあるまいに
良いお天気だと”もったいない”と思うのは
いったい何故なんでしょうかねぇ…
ところで…
フランスに来てから暫く経ちますが
ボチボチ、ヨーロッパの硬水と乾燥の洗礼を
浴び始めている今日この頃…
まず、この硬水っていうのが刺激強めで
日本の軟水で甘やかされてきた私のお肌が
びっくりして再生速度を早めているのと
夏でもカラリと気持ちのいいヨーロッパは
冬の乾燥も普通に厳しいためか
湿度高めの環境でボケッとしてた私のお肌は
これまた、びっくしりして引っくり返り
その拍子に、パラリと剥がれ落ちる訳です
それが、気がつけば全身で起こっているので
あと一週間もすれば完全に脱皮できそうです
さて本日は、語学学校で出会ったユアナの
監禁生活をお伝えしたいと思います（↓）
底無しに明るいスパニッシュママ・ユアナは、私の心の友
もともとドイツに住んでいた彼女は
パリが全面的に封鎖される直前に、
家族揃ってドイツに一時帰国したとのこと
でも、こうして会えなくなってからも、
拙いフランス語での遣り取りは続いており
ぶっちゃけていうと、
会話の5割は噛み合っていないんだけども
そんなこと、ユアナはどうでもいいらしい
初めの頃は、会話を噛み合わせにいこうと
丁寧に訂正したり説明したりしてたものの
小さな掛け違いなんてブッ飛ばして
ご機嫌に次の会話を展開していくので
噛み合わない事を気にしている自分が
むしろ、小さな人間に思えてきたため
最近では、む？と思っても完全スルーして
会話を進めることに専念しております
そんな、大らか過ぎるスパニッシュママは
いったい、ドイツで何をしてるのか？
はい、この人もケーキを作っています
てか、なんで皆、私にケーキの写真を
送りたがるんだろう…
パリから小麦粉が消えたから、
お菓子が作れなくて残念だっていうと
じゃぁ、代わりに作ってあげる！
ってことで、送られて来るパターン、多し
むぅ…
気持ちは嬉しいんだけどなぁ…
どっちかっていうと、逆効果なんだよなぁ…
てなことも、5割も噛み合わない会話の中で
上手に伝えられる自信もなければ
ジョークに変えるセンスもないので
気持ちだけ有り難く頂戴している気弱な私…
はぁ…
ますます作りたくなっちゃうじゃないか…
ちなみに、ドイツにも先日、
外出禁止令が出されましたけど、
罰金の最高額は、驚愕の300万円…
ドイツって、フランスやイタリアよりも
カチカチしているイメージがあったけど…
やっぱり、カチカチしてるんだなぁ…
*****
たった一度の人生なんだから
失敗したって思うがままに生きる方が
自分らしいと思ったのが、2019年の春
これから何が起こるかわかりませんが
転んでも前に倒れて、いつも上を向いて
パリの洗礼を沢山浴びながら
毎日を楽しみたいと思います
郷に入れば、郷に従え
この際、パリのことをトコトン好きに
なってみようと思います
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