難易度・最高峰のひとつ…マカロンを初めて作った日

＜お菓子作りには、哲学があった＞
〜リッツで修行・初級編 vol.16〜

何事もカタチから入る性格ですゆえ
リッツにある道具も端からチェックしては
勝手に盛り上がっている私…

だって、
焼き菓子の型は、全てマトファーだし

ステンレス鍋は、全てモヴィエルだし
（めちゃくちゃ重くて大変だけど…）

ホーロー鍋は、全てストウブだし
（ちなみに、これ↓はチョコを燻してます）

水を飲むグラスは、全てリーデルだし

何から何まで一流品で、
かつ、フランスのブランドしかない辺りが
なんだか、ちょっと面白い

いいなー
いいなー

モヴィエルの鍋、私も欲しいなー

えー、さて…

イタリアで生まれた
素朴なマカロンというお菓子は

その昔、お姫様がフランスに嫁いだ際に
お抱えのパティシエと一緒に国境を越え

程なくして、
ダロワイヨという老舗パティスリーによって
アーモンドクリームを挟んだものに変化し

その後、
ラデュレという老舗パティスリーによって
見た目も味も華やかに、2度目の変化を遂げ

今となっては、
フランス菓子の代表選手になりましたとさ

ちなみに、フランスには
いろんなタイプのマカロンが存在していて

私たちが良く知る、華やかなマカロンは
マカロン・パリジャンと呼ばれており

パリでは至る所で見かけるので
フランス中にあるんだと思っていたのですが

パリのマカロンというだけあって
パリ以外の都市では見かけることが少なく

その証拠に、パイセンのパパとマモンも
人生で3回程しか食べたことがないとのこと

そんな、シティ・ガールのマカロンちゃん…

数あるフランス菓子の中で
難易度・最高峰のひとつと言われているので

いつか作ってみたいなー、と常々思っていた
憧れのお菓子だったりしたため

本日＝初級コースの半ばで登場した時には
いやはや…ちょっと感動しましたですよ

ちなみに、何故、難しいと言われるのか？

実は、工程自体は非常にシンプルなんですが
ひとつひとつの作業に正確さが求められ

ひとつでも、何かがズレてしまうと
絶対に成功することはない…という、
非常に緊張感溢れるお菓子だからなんですよ

今日は初回…ってことで、シェフが真横で
逐一、温度やタイミングを見てくれたため
それなりにカタチになりましたけれども

それでも、中に空気が入ってしまっていて
ボコっと膨らんだ結果、少し傾いていたり

サイズがまばらで、均一でなかったり…

なかなかどうして、難しかったです、はい

どこをどうやったら、
こんな綺麗に＋同じ大きさに絞れるのやら…

やっぱり、プロってすごいなー

*****
たった一度の人生なんだから
失敗したって思うがままに生きる方が
自分らしいと思ったのが、2019年の春

これから何が起こるかわかりませんが
転んでも前に倒れて、いつも上を向いて
パリの洗礼を沢山浴びながら
毎日を楽しみたいと思います

郷に入れば、郷に従え
この際、パリのことをトコトン好きに
なってみようと思います
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