世界で2番目に高いスパイス・バニラビーンズのこと

＜もっと知ると、もっと楽しい＞
〜フランスのすごい食品編 vol.51〜

他のヨーロッパ諸国に比べて
ワクチン接種が遅れている、遅れていると
善良な市民たちが嘆く、ここ、フランスでも

先週末、パイセンのパパが（70歳超）
ようやくワクチンを打ったそうで

僕たち若者も、7月には打てるよ、と
パイセンからメールが来たのは一昨日の話…

かと思いきや、

今日、パリの街を肩で風切って歩く
ロシアが生んだ遣り手の銀行家、こと

バリキャリのロシアン・ブリティッシュで
私の大家さんでもあるマリナ姉さんから
ランチにお呼ばれしたので、訪ねていったら

私、もうワクチンは打ったのよ

ですって

あれ？
姉さん、私の3歳上のはずですよね？
（若者カテゴリですよね？）

と、驚いて詳しく話を聞いてみると

先週、イースターでロシアに帰った時に
年齢に関係なく打てるって聞いたから
ついでに打ってもらったのよ

とのこと

どうやら打ってもらったのは
ロシアのワクチンだったみたいなんですが

このロックダウンの最中、EU外の国へ
どうやって行って＋帰って来たの？とか

ロシアのワクチンって、どうなの？とか
2回目のワクチン、どうするの？とかとか…

気になることだらけだったのですが

常人の5倍速で、流れるように話す姉さんに
カットインするなんていう高度なテクを
私が持っているわけもなく…

もちろん、楽しいランチだったのですが
モヤモヤも多く残る時間でしたぞ

えー、さて…

前回の投稿で、バニラについて触れたので
折角ですから、もう少しだけ細かい話を…

そもそも、このバニラというものは
世界で2番目に高いスパイスと言われており
（最も高価なスパイスはサフランです）

特級クラスだと、1kg=25万なんていう
凄いやつも存在するらしいです、はい

エルメ様が使っている3種のバニラは
タヒチ、マダガスカル、メキシコですけれど

もちろん、これら産地は世界的に有名でして
その特徴を平たく言うなら、以下の通り

１）タヒチ

・別名・黒い金（高価ってこと）
・世界の生産量の1割という希少種
・香りは芳醇で複雑らしい
・めちゃくちゃ太い（↓左がタヒチ）

２）マダガスカル

・銀より高いと言われている
（銀がどれくらい高いものなのかは、謎）
・世界の生産量の8割がココ
・香りは優しくて万人ウケするらしい

３）メキシコ

・バニラの原産地、本家本元はメキシコ
・今となっては生産量の0.5割と超希少
・とにかく香りがシャープで強いらしい

バニラを愛して止まない、
リッツのクラスメイト・マルコムは

このメキシコ産のバニラを使ってるところが
渋いんだよー

と、謎のドヤ顔でしたけれども

どれがタヒチで、どれがメキシコなのか？
未熟者の私には、全然分かりませんでした…

が、そんな未熟者にも、
懇切丁寧に教えてくれる神・優しい店員がいる
パリ屈指のスパイスのお店がございまして

パリの料理人や、お菓子職人たちが
スパイスで困った時に決まって通う店…

それが、ここ！
このエピス・ロランジェという店であります

なんでも、このお店…

スパイスの魔術師とまで言われた
ロランジェさんという三つ星シェフが開いた
お店なんだそうで

一度に10種類を超えるバニラビーンズを
常時、取り揃えてるなんていうお店は

ヨーロッパ広し、世界広しといっても
ここだけなんだとか…

見てるだけでも相当楽しめるので
料理好きの方は、観光の合間に是非！

＼お店の詳細はコチラ／
名前：Épices Roellinger
住所：51 bis Rue Sainte-Anne, 75002 Paris
公式HPはコチラ

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たった一度の人生なんだから
失敗したって思うがままに生きる方が
自分らしいと思ったのが、2019年の春

これから何が起こるかわかりませんが
転んでも前に倒れて、いつも上を向いて
パリの洗礼を沢山浴びながら
毎日を楽しみたいと思います

郷に入れば、郷に従え
この際、パリのことをトコトン好きに
なってみようと思います
”フランス・パリをこよなく愛す”
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世の中には、パリ好きが沢山いるんですね
私も、早くパリが好きになれるといいなー
”パリ大好き”
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