<はじまりの、始まり>
〜まさかの監禁生活編 vol.08〜
罰金付きの監禁令が出ている現在、
人が集まる場所の営業活動は勿論NG
人間同士の接触が生じる営業活動は
”命に関わるもの”のみがOKらしく
例えば、スーパーや薬局、銀行なんかが
この部類に入るんだとか
ここに”パン屋”がエントリーしてるのは
流石、フランスって感じでなんか嬉しい…
もしも日本で監禁令が出たら
おにぎり屋は営業許可が下りるのかしら?
人との接触が全て禁止・自粛されているので
公園はもちろん封鎖されているし、
教会のミサも驚きのオンライン開催…
流通自体は細々と動いているものの
Amazonも早々に生活必需品以外の配達を
停止させちゃったし、郵便局も閉まってるし
私の引っ越し荷物はいつ届くのかしら…?
5月には受け取れるのかしら…?
なーんて、思っていたら
なんと、予定より3週間も早く届いちゃった
どうやら”引っ越し”は
命に関わらないがそこそこ重要ってことで
フランス政府から認可が下りてるらしい
いろんな事が後ろ倒しになりそうな中
ひとつでも物事が進むのは嬉しいかも…
どうでもいい話ですが、
行きのフライトで預けた段ボールは
見るも無残な姿で荷物レーンに出てきたため
引越しの荷物も酷い扱いをされるんだろうと
覚悟して一連の作業を見守っていたのですが
予想に反して、荷物の扱い自体はメチャ丁寧
そうそう、そーっと下に置いてもらって
ゆっくり、ゆっくり、箱を傷つけないように
慎重に、丁寧に、優しく転がして…
む?
転がす?
うむぅ…確かに転がしている
とても慎重な手つきで、とっても真剣な顔で
ゴトン、ゴトンと段ボールを転がしている…
さすが日系の会社というだけあって、
荷物は丁寧に扱うよう教育済なんだろうけど
うーん、惜しい…
私が玄関前で、じーっと様子を眺めてても
「すぐに終わりますので…」的なことを
申し訳なさそうに言ってくれるあたり、
マジで悪気なく転がしてるんだろうなー
案の定、お気に入りのティーポットと
ティーソーサーが数個、割れておりました
くすん…
それでも気を取り直し、荷解きを始めたら
何気に身体を動かすことに飢えてたらしく
気がついたら真夜中になっておりましたよ
あー、眠い
*****
たった一度の人生なんだから
失敗したって思うがままに生きる方が
自分らしいと思ったのが、2019年の春
これから何が起こるかわかりませんが
転んでも前に倒れて、いつも上を向いて
パリの洗礼を沢山浴びながら
毎日を楽しみたいと思います
郷に入れば、郷に従え
この際、パリのことをトコトン好きに
なってみようと思います
”フランス・パリをこよなく愛す”
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私も、早くパリが好きになれるといいなー
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MICHI