フランスのすごい食品

果てしない小麦粉探しの第1歩目は、定番のフランシーヌで

<もっと知ると、もっと楽しい>
〜フランスのすごい食品編 vol.02〜

大方の予想通り、外出禁止令が延長され
もうあと2週間(4月15日まで)は
おとなしく家にいなさいよ、とのこと

せっかくパリに住み始めたのに
部屋の中をウロウロしているだけだから
パリの風とか、全く感じないんですけど…

いやはや、このタイミングで渡仏するとは
我ながら、よくまぁ、引き当てたもんです

…なんて、そんな事をボヤいていても
仕方がないので、できるところから
いろいろ始めてみるか…と思いまして
まずは小麦粉あたりから研究することに

というのも、日本ではフランスの小麦粉が
全然出回っていなかったので、
経験値がほぼゼロの状態なんですよね

なんでも、フランスから輸入される小麦には
250%以上も関税率が設定されている上に
政府によって量もコントロールされている為
高い+量が少ないから流通し難いらしいです

さて、話は小麦粉研究に戻るとして…

お菓子に使うのは”薄力粉”と呼ばれる
タンパク質が少ない小麦粉なんですが
フランスではT45と呼ばれる小麦粉
同じような立ち位置にあたる模様

ちなみに、日本では8種類くらいの
薄力粉が売られていて、試したのは6種類

ほな、フランスには何種類くらいの
T45があるのかしらと思って探してみるも
フランシーヌっていうメーカーのものと
カルフールのPBの2つしか見つからない…

お菓子の国なのに、そんなことってある?

と思ってフランス人に聞いてみたら
農家がマルシェで売っている小麦粉の方が
美味しいから、それを買うべき、だって

ぐぬぅ…

それって、農家の数だけ種類があるって
言ってますよね、きっと…

何でしょう?
この、嬉しいような、悲しいような、
複雑な気持ち…

まぁ、自分の引きの強さを信じて
地道にマルシェ潰しをするしかないのかな

ところで、これが国内で圧倒的シェアを誇る
市販の薄力粉、フランシーヌ・T45です


そして、一部の人にしか共感して頂けない
感動ポイントかもしれませんが
なんとフランシーヌにはスタンダードの他に
ダマになりにくいタイプってのもあって
専らクレープ作りに使われるんだとか(↓)


本当にダマにならないのかしら?と
半信半疑で使ってみたけど、本当でした

すごい!
これ、日本でも売って欲しい!

まだお菓子道具が海の上を漂っているので
ホットケーキくらいしか作れなかったけど
少しだけストレス発散になりました



早く、いろいろ試したいなー

*****
たった一度の人生なんだから
失敗したって思うがままに生きる方が
自分らしいと思ったのが、2019年の春

これから何が起こるかわかりませんが
転んでも前に倒れて、いつも上を向いて
パリの洗礼を沢山浴びながら
毎日を楽しみたいと思います

郷に入れば、郷に従え
この際、パリのことをトコトン好きに
なってみようと思います
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