パリの「いいカフェ」はブラッスリーにあり

＜はじまりの、始まり＞
〜フランスのすごい常識編 vol.26〜

いよいよ、今日から
パリにカフェが戻ってきました

パリは未だに警戒エリアに属してるため
飲食店はテラス営業しかしちゃダメって事で

果たして、どれくらいの数のカフェが
復活できるんだろ？ほとんど無理でしょ？
って思っていたら

なんと、路地を通行止めにして即席テラスを
作れるようにパリ市が動いたらしく
結構な数のカフェが復活を遂げました

おお…これは…

できない理由を並べずに
できる方法を考えるっていう、アレですね

私、秒速で無理じゃんって思っちゃいました
我ながら、まだまだ修行が足りませんな…

えー、ところで…

私にとって「いいカフェ」の定義は
居心地が良く、美味しい菓子を出す場所です

でも、フランス人にとってのソレは
どうやら美味しいコーヒーを出す場所らしく
（そりゃ、そうか）

いいカフェを知っていますか？と聞くと
必ず、ブラッスリーいう業態が挙がります

私の浅ーい知識における整理では
ブラッスリーっていうのは
カフェ以上、ビストロ以下の格付けに当たり

お茶をするところ…というよりは
食事をするところ…という印象だったので

いいカフェとしてブラッスリーの名前が
ことごとく出てきたのには、少し驚きました

が、よくよく見てみると
彼らがブラッスリーって呼んでいても
看板は「カフェ」としか書いてない店も多い

そこで、カフェとしか書いてないのに
なぜブラッスリーだと認定するのか聞いたら

ん？

ああ、あの椅子と机を見てごらん
あれがブラッスリーの証拠なんだよ

ですって

ちなみに、
こういう机と椅子が”証拠”らしいです

なんかこう…ツルンとした小さい机と
網網の2〜3色使いの椅子がそうらしいです

つーか、看板には「カフェ」ってあるのに
机と椅子でブラッスリーと認定されるとは…

看板の立場、全然ないじゃん

余談ですが、コーヒーの味の方はいうと
バーの奥にあるコーヒーマシンで
アタリをつけるらしいです

だから、ヒョイとバーの奥を覗いてみて
ちゃんとした機械を入れていれば期待大、
そうでなければ、そのままUターンして
出ていくこともあるんだとか

もっと言うと、だいたい皆、
行きつけのブラッスリーというのがあって

朝は、そこで１€くらいのエスプレッソを
クイッと飲んでから仕事に出かけるらしく
ガチの社交場になっているのだそうです

私も、行きつけのブラッスリーを作ったら
パリっ子の仲間入りができるかな？って
聞いてみたら

古い風習だから、若い人はいないけどね
オジサンとオバサンばっかりだよ

とのこと

果たして、花の都・パリでアラフォー女子は
どちらのセグメントに入れてもらえるのか
だいぶ気になるところではありますが

教えてくれたフランス人の話しっぷりだと
どうやら若い人に分類されている模様

あれ？
ちょっと嬉しいぞ？

でも、せっかくパリに住んでるんだし
探してみようかな、マイブラッスリー

*****
たった一度の人生なんだから
失敗したって思うがままに生きる方が
自分らしいと思ったのが、2019年の春

これから何が起こるかわかりませんが
転んでも前に倒れて、いつも上を向いて
パリの洗礼を沢山浴びながら
毎日を楽しみたいと思います

郷に入れば、郷に従え
この際、パリのことをトコトン好きに
なってみようと思います
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