イースターのお菓子を食べまくるはずの4日間、幻と化す

＜はじまりの、始まり＞
〜まさかの監禁生活編 vol.14〜

さて、フランスは（てか、世界中ですけど）
現在、イースター休暇の真っ只中…

本来ならば家族が集まり、教会でミサを受け
この、クリスマスに次ぐビッグイベントを
全力でお祝いしている頃なんでしょうけど
監禁令が出てるって事で、皆、寂しそう…

日本で言えば、お正月に次ぐ国民的行事…
つまりはお盆休みに、帰省も旅行もダメ！
お墓参りもダメ！って言われる感じですかね

そりゃ、ションボリもしますわな…

ちなみに、ご存知の方も多いと思いますが
イースターの別名は、復活祭

十字架にかけられて亡くなったキリストが
その後に復活した奇跡を祝うものでして
磔〜復活の4日間がワンパッケージです

なぜか、クリスマスみたいに何月何日って
決まっている訳ではなく、
とある満月から数えた、とある日曜に向かい

木曜）主の晩餐（いわゆる、最後の晩餐）
金曜）主の受難（この日に磔になる）
土曜）復活祭前夜祭
日曜）復活祭

と、カウントダウンしていく曜日固定制…

ちなみに、昨日（金曜日＝磔になった日）は
やたらとノートルダム大聖堂の露出が多くて
不思議に思っていたんですが（↓）

昨年、火災に見舞われた、この世界遺産には
キリストが磔になった時に頭に載っけていた
”いばらの冠”が保管されてるからなんですね
（祭壇に置いてあるやつがソレみたいです）

ほえー、知らなかった…

パリ市民が涙した衝撃の大火災から約1年…

修復が終わるのは、まだまだ先のようですが
個人的には大好きな大聖堂のひとつなので
早く、昔みたいに中に入りたいものです…

ところで、日本におけるイースター…

あれだけ盛り上がるハロウィンに比べ
びっくりするくらいスルーされてるこの感じ
いったい全体、何故なのでしょう…？

地味だから？

わかりにくいから？

私自身は、クリスチャンでもないですし
下手すりゃ、ハロウィンだって
モジモジしてる間に過ぎてくタイプ…

なのですが、こうしてフランスで過ごす
今年のイースターだけは
実は結構、楽しみにしていました…

なぜか？

それは、イースター休暇が近づくと
街中のパティスリーやショコラティエに
この宗教イベントを祝う特別なお菓子が
所狭しと並ぶからなんです

が、そもそも、どの店も閉まっている今年、
なんとか拝むことができたのは
スーパーに並ぶ、色気も味気も毛頭ない
ウサギとタマゴの形のチョコレートだけ…

くすん…

あー、あの店のあれも、その店のそれも
片っ端から食べまくって
あーでもない、こーでもないって
言いたかったなぁ…とボヤく私の泣きっ面に

製菓学校から、開講の8月延期を告げる
スズメバチ級の殺傷力を持ったメールが…

ぐふぅ…やはり…

まぁ、それもこれも、
振り返れば、きっと、ぜーんぶ良い思い出

本格的に、フランスの郷土菓子ツアーでも
組み立て始めようかしら

*****
たった一度の人生なんだから
失敗したって思うがままに生きる方が
自分らしいと思ったのが、2019年の春

これから何が起こるかわかりませんが
転んでも前に倒れて、いつも上を向いて
パリの洗礼を沢山浴びながら
毎日を楽しみたいと思います

郷に入れば、郷に従え
この際、パリのことをトコトン好きに
なってみようと思います
”フランス・パリをこよなく愛す”
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世の中には、パリ好きが沢山いるんですね
私も、早くパリが好きになれるといいなー
”パリ大好き”
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私と同じく、フランス生活に馴染もうと
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