フランスの田舎にあるパン屋とパリにあるパン屋の違いについて

＜はじまりの、始まり＞
〜フランスのすごい常識編 vol.46〜

あー、ブルゴーニュ…

また、行きたいなー

ジュリアン・パイセンの
フランス語＆テーブルマナー講座は
途中で少し嫌になるくらい厳しかったけど

それはそれで、勉強になったし
なによりパパとマモンが素晴らしかったから
また、会いに行きたいなー

と、ぼんやりブルゴーニュ・シックにかかる
今日、この頃…

本日は、田舎とパリのパン屋の違いについて
覚書き程度ではございますが
皆さんとシェアできたらなぁ…と、思います

田舎…

それは、全てが大らかに進んでいく
ゆったりとした気が流れる場所であります

よって、何事も、

まあ、いいか…

ってな感じで、許されていくのが
良いところでもあり、
都会派には気になるところでもあります

例えば、マモンと一緒に
私が持参したレシピでケーキを作る時も

このケーキは、バターを80g使います

って言っているのに、

じゃぁ、これくらいで、十分足りるわね

といって、
120g強のバターをホイと渡してくる感じや

例えば、パパが柔道着のことを
（パパは、何気に黒帯・五段の保持者）

着物、着物

っていうんで、それは、柔道着ですよ
って言っても、やっぱり

着物、着物

と、全然直す気がない感じは
私的には、ホッコリして楽しいんですが

すっかりパリジャンに染まり切った
ジュリアン・パイセンからすると
イライラが止まらない様子であります

そんな、パイセンが呆れ返るもののひとつが
田舎のパン屋さんでして

まず、
何が違うかっていうと、大きさが違います

パリのバゲットは、田舎でいうところの
いわゆる、プチ・バゲットでして

普通に頼むと、こんな感じの
特大のバゲットが出て来ます（↓）

いったい、どれくらいの重量があるのが
よく見てみたら、通常の倍の重さがありました

そして、クロワッサンなんていう
洒落たものはショーケースには並んでおらず
わざわざ頼まないと出て来ません

噂には聞いたことがありますが
フランス人は毎朝、クロワッサンを食べる…
なんていうのは、単なる都市伝説であることが
田舎のパン屋を見ても分かるのが面白いところ

そして、マルシェに行くと
なんと、パンの釜戸ごと移動して来た
強者のパン屋さんなんかもおりまして

店頭に並んでいるパン・オ・ショコラは
どうみても、真っ黒焦げなんで、パイセンは

あんなクロワッサン、誰が買うのかね？

なんつって、鼻で笑っていたのですが
我々が帰る頃には全商品、完売御礼していた
なんて、逸話も生まれたりいたします

個人的には、食べ物は見た目が9割だと
思ってるのですが

どの見た目を良しとするのか？自体は
文化圏ごとに変わってくるだろうなぁ…と
ハッとさせられた一件でした

ああ…ブルゴーニュに帰りたい…

*****
たった一度の人生なんだから
失敗したって思うがままに生きる方が
自分らしいと思ったのが、2019年の春

これから何が起こるかわかりませんが
転んでも前に倒れて、いつも上を向いて
パリの洗礼を沢山浴びながら
毎日を楽しみたいと思います

郷に入れば、郷に従え
この際、パリのことをトコトン好きに
なってみようと思います
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