夜の8時キッカリ、街に溢れる拍手で感じるパリ市民の逞しさ

＜はじまりの、始まり＞
〜まさかの監禁生活編 vol.04〜

監禁生活2日目の朝は、少し寝坊しまして
（って言っても、何も予定はないけど…笑）
ひっそりと鎮まり返る街に
ポツンと一人佇むのか…と思いきや

勿論、いつもより静かではあるものの
子供が走り回ってはしゃぐ声とか
オバ様方が世間話で盛り上がる声とかしてて
皆様、全然、”監禁”される気なし（笑）

やっぱり、日本人って真面目なんだろうなー

もしも日本で監禁令が出たら、絶対に
こんな事（外が賑やか）にはなりますまいよ

こちとら、真面目に監禁される気マンマンで
食料も水も大量に買い込んだため
我が家はプチシェルター化していて
15日間どころか、1ヶ月は引き篭れそうです

嗜好品であるお菓子を作るのは
卵と牛乳を節約するためにしばらく我慢…

これを機に、いよいよ本格的に料理でも
始めてみようかな、って思っています

買ったはいいけど、何に使えばいいのか
ちょっと分からない野菜も沢山あるし
（フェンネルとか、エシャロットとか）
大量にパプリカを買ってみたものの
ラタトゥイユしか思い浮かばないし…

そう思うと、勉強するのは面白そう

まぁ、イタリアンくらいから始めてみるかな
スペイン料理なんかもサラリと作れたら
きっとカッコイイんだろうけど…

そんなこんなで、監禁生活2日目を平穏に
終えようとしていた矢先の夜の8時…

突然、外から拍手が聞こえて来たかと思うと
どんどん拍手の数が増えていき
しまいには指笛まで聞こえてくる始末

なんだ、なんだと窓の外を覗くと
同じように大勢の人が窓から顔を出していて
通りに向かって拍手しているんです

これ、あとで知ったのですが、
コロナ対応のために医療機関に従事する
人たちに向けた感謝と激励の拍手なんだとか

そんでもって、コロナになんて負けないぞー
私たちは、ここで元気にやってるぞー
っていう合言葉みたいなものらしいです

どうやらスペインから始まったみたいで
これから毎晩8時に拍手しよう！てなことに
パリ市民の間でもなっている模様
（少なくとも、私の近所はそんな感じ）

しかも、これ、バルコニーを通じて
互いに顔を合わせることで、
双方の無事を喜ぶ意味もあるんだそうで…

私も、パッと目のあった御近所さんから
ガッツポーズとか送られちゃったりして
なんだか、ちょっとホッコリ
（今度、動画でも撮ってみようかな）

とっても素敵なムーブメントだけど
どうにもこうにもフランス人は
家でジッとしていられない人種なのね（笑）

*****
たった一度の人生なんだから
失敗したって思うがままに生きる方が
自分らしいと思ったのが、2019年の春

これから何が起こるかわかりませんが
転んでも前に倒れて、いつも上を向いて
パリの洗礼を沢山浴びながら
毎日を楽しみたいと思います

郷に入れば、郷に従え
この際、パリのことをトコトン好きに
なってみようと思います
”フランス・パリをこよなく愛す”
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世の中には、パリ好きが沢山いるんですね
私も、早くパリが好きになれるといいなー
”パリ大好き”
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私と同じく、フランス生活に馴染もうと
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