フランスの食卓に関する豆知識①〜カトラリーについて

＜はじまりの、始まり＞
〜フランスのすごい常識編 vol.44〜

早いもので、モワエー家での楽しい滞在も
今日が最後の夜…

そして今日は、フランスの独立記念日
キャトルズ・ジュイエってことで

夕方くらいから近所の至る所で
お祝いの銃声と花火が上がっております

フランスで銃を使っていいのも
花火を打ち上げていいのも

一年間で、たった一度、この日だけって事で
もう、みんな、大はしゃぎな模様です

えー、さて…

今日は、
フランス人のカトラリーの使い方について
少しお話ししたいと思います

彼らが食事をする時に使うのは、主に

・ナイフ
・フォーク
・ティースプーン

そして、

・バゲット

であります

ちなみに、朝ご飯はティースプーン1本で
コーヒーを混ぜるのはもちろんのこと
ジャムだって、コレで塗っちゃいます

そして、一日のうちで、
最も沢山食べる（ことが多い）お昼ご飯では
ナイフとフォークを使うのかと思いきや

なんと、一番使っているのは、
他でもない、バゲットであります

所謂、メイン料理の時には
はじめにパパパッとナイフで切り分け
実際に食べるのは、フォークとバゲット…

その後に続く、チーズの時には
なんなら、フォークは下げされてしまい
実際に食べるのは、ナイフとバゲット…

その、見るも鮮やかなバゲット捌きは
パンは食べるものだと思っていた私にとって
ちょっと感動ものでありましたです、はい

では、どうするのか？

基本的には、左手にバゲットを握り締め

・フォーク代わりにおかずを載せて食べる
・お皿のソースを拭き取り食べる
・ナイフについたものを拭き取り食べる

ってな感じで、
綺麗にお皿をフキフキしながら、
食べ進めていくんですよ

というわけで、

何かを口に運ぶたびに、
お皿をフキフキ…

ナイフがちょっとでも汚れたら
それもフキフキ…

その機能は正にナフキンそのものって事で
今後はバゲットのことを

食べるナフキン

と、命名させていただきたく存じます

*****
たった一度の人生なんだから
失敗したって思うがままに生きる方が
自分らしいと思ったのが、2019年の春

これから何が起こるかわかりませんが
転んでも前に倒れて、いつも上を向いて
パリの洗礼を沢山浴びながら
毎日を楽しみたいと思います

郷に入れば、郷に従え
この際、パリのことをトコトン好きに
なってみようと思います
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