＜もっと知ると、もっと楽しい＞
～すごい材料編 vol.02～
お菓子を作る際に投入する材料の中で
かなり存在感が強い小麦粉…
お菓子を作り始めた時は
スーパーでよく見る”小麦粉”というものが
いわゆる”薄力粉”であることさえも知らず
ましてや、薄力粉の中にも
色んな種類が存在しているだなんて
想像したこともありませんでした
が、今となっては（少しだけですが）
自分なりの好みも出てきたし
こういう仕上がりにしたい時はコレ！
みたいなパターンもわかってきて
分かれば分かるほど、もっとお菓子作りが
楽しくなってきたんです
今日は、そんな私が「迷った時に使う」
つまり、どんなお菓子にも使いやすい
バランス派の”ドルチェ”という薄力粉を
ご紹介したいと思います
ところで、小麦粉というものの特徴は
・タンパク質（グルテン）の含有量
・灰分量（ミネラル分）
・産地
によって語ることができます
タンパク質の含有量が最も重要で
これが多いとボリュームが出易く
逆に少ないとボリュームは出難いです
が、同時に粘り気も強くなるので
ボリュームは出る分、フワフワ感は消失…
かたやで、含有量が少ないと
フワフワの生地に仕上がるんですよ
次に、灰分量（ミネラル分）ですが
これは食べた時の風味と見た目の色を
左右するものでして
多いと色がくすむものの、風味は強く…
少ないと白くなりますが、風味は弱い…
とまぁ、こんな感じで違いが出ます
最後に産地ですが、これは
国産か外国産かというレベルでして
国産は、グルテンが少なく弱いため
ボリュームが出にくい一方で
灰分が多く小麦の風味が強いとされています
外国産は、その逆でして
グルテンが多くて強いため
ボリュームが出やすい一方で
灰分は少なく風味は弱いとされているんです
＜この材料のプロフィール＞
じゃあ、このドルチェという薄力粉は
いったいどんなものなのか…
ドルチェのプロフィールは下記の通りで
・薄力粉の中でもタンパク質が多め
・灰分はやや少なめ
・北海道・国産小麦100％
平たく言えば、
それなりにボリュームを出すことができて
見た目も白くて綺麗…そんな薄力粉です
＜何がすごいのか？＞
多くのお菓子作り愛好家たちが
口を揃えていうのは
「粉が一番美味しいのはコレ！」ということ
そんなに灰分は多くないのですが
小麦本来の優しい風味がちゃんとするので
焼き菓子に非常に向いているんですよ
ドルチェと並ぶ定番の薄力粉として
スーパーバイオレットがありますが
こちらは使うお菓子を選ばないと
ちょっと残念な仕上がりになるのに対して
ドルチェは本当にバランスがいいです
え？でもタンパク質が多めなのでは？と
思われた方もいるかもしれませんが
そもそも薄力粉はパン作りなどに用いる
強力粉に比べてタンパク質が少ないので
これくらいが丁度いいんだと思います！
てなわけで、私は大抵のお菓子は
このドルチェで作っています！
仕上がりは、しっとりした食感になり
小麦粉の味もしっかりするので
生地そのものを楽しむマフィンとか
パウンドケーキなんかに重宝しています
てなわけで、
スーパーの”小麦粉”から卒業して
製菓用の薄力粉を買いたくなったら
まずは、このドルチェから試してみて下さい
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